研究課題/領域番号 |
19K02836
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
服部 一秀 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60238029)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | メタヒストリー / パブリックヒストリー / 歴史文化 / 歴史教育 / 歴史授業 / 社会科 / レリバンス / ドイツ / 社会の中の歴史 / 現在との関連 / 社会認識教育 / 社会形成教育 / 地理歴史科 / 歴史政策 / 小学校 / 中学校 / 高等学校 / 市の様子の移り変わり / 社会に開かれた教育課程 / 中学年 / 高学年 / ヒストリー / 歴史実践 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ヒストリー学習とメタヒストリー学習の有機的関連、小学校から高等学校までの社会系教科における両学習の段階的展開について理論的実践的に究明し、小中高における「歴史実践」教育としての歴史教育のあり方をカリキュラムと授業の両レベルで明らかにするものである。さまざまな歴史が遍在する社会の中での「歴史実践」の能力を育成する小中高の歴史教育とはどうありうるかを明らかにするため、ヒストリー学習とメタヒストリー学習の有機的関連はどうありうるか、小中高の社会系教科における両学習の段階的展開はどうありうるかを探る。
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研究成果の概要 |
本研究では、社会に開かれた歴史教育を実現し、歴史教育の教育的社会的意義を拡大するため、社会の中の広義の歴史に関するメタヒストリー学習は初等・中等歴史教育の各単元レベルとカリキュラム全体レベルにおいてどうありうるかという課題の究明に取り組んだ。メタヒストリー学習を初等歴史教育においてどのように始めることができるか、中等歴史教育においてどこまで進めることができるかについて、また、メタヒストリー学習を初等歴史教育と中等歴史教育においてどのように段階的に高めることができるかについて、事例の分析や授業の開発を通して理論的具体的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、過去の事柄について取り組むヒストリー学習と、過去の事柄を扱う社会の中の歴史について取り組むメタヒストリー学習との関連について明らかにしたこと、初等教育(小学校中学年)においてメタヒストリー学習を開始するための方略、中等教育における社会認識教育・社会形成教育としてのメタヒストリー学習の方略について明らかにしたこと、初等教育を通じての、また中等教育を通じてのメタヒストリー学習の段階的な重点設定について明らかにしたこと、これらによってメタヒストリー学習の実現可能性を高めるとともに、社会に開かれた歴史教育の新たな在り方について提起したことである。
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