研究課題/領域番号 |
19K02839
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
平山 大輔 三重大学, 教育学部, 教授 (00448755)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 森林環境教育 / 小学校 / SDGs / 教材開発 / 授業 / 授業実践 / 気候緩和 / 二酸化炭素固定 / 教員研修 / 木育 / 教科横断 |
研究開始時の研究の概要 |
学校におけるESD(持続可能な発展のための教育)としての森林環境教育は、2030年に向けた国連目標であるSDGs(持続可能な開発目標)との関連で、益々重要になっている。本研究では、広く小学校において継続的に実施可能で、かつ児童が主体的に探究することのできる、SDGsを念頭に置いた教科横断的な森林環境教育の授業モデルを構築する。また、地域の小学校や博物館と連携して実践を行い、その成果にもとづき、小学校におけるSDGsの達成に向けた森林環境教育の授業のあり方や教材について提言する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、SDGsを念頭に置いた教科横断的な森林環境教育プログラムの開発を目標とし、学校内外の身近な場所の活用によって学習できる授業展開例および教材の作成と実践を行った。森林の多面的機能の一つとして森林の気候緩和機能を取り上げ、理科や社会科の学習内容と関連付けた授業展開例等を作成した。また、樹木の生態と人間生活の関わりを学習できる授業展開例等も作成した。それぞれについて小学校や教員研修等での実践を行い、アンケート等の結果から、これらは小学校での教科横断的な森林環境教育プログラムとして有効であることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、SDGsの具体的目標に係る森林の気候緩和機能および樹木と人間生活の関わりに関しては、主に校庭や都市残存林など、学校内外の身近な場所の活用と、教科横断的な授業展開例および教材の作成により、理科や社会科といった各教科の授業時間内に実施可能なものにできることが分かった。このことは、これまで実施の困難さから一部の学校でしか進んでいなかった森林環境教育を、現場の教師にとって手軽に、普段の授業の中で取り組むことができる授業プログラムの開発によって推進するという点で、大きな意義があると考えられる。
|