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小中高で重複している韻文教材(文語調の俳句・短歌、漢詩)の段階的・系統的な指導

研究課題

研究課題/領域番号 19K02841
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関高知大学

研究代表者

吉田 茂樹  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (20737837)

研究分担者 武久 康高  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (70461308)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード共通教材 / 古典教育 / 小中高の重複教材 / 韻文 / 段階的・系統的な指導
研究開始時の研究の概要

本研究では、小学校・中学校・高等学校の教科書に重複して採録されている韻文教材(文語調の俳句・短歌、漢詩)を取り上げ、それぞれの発達段階において、どのような指導原理の基に、どのような指導方法により、段階的・系統的に授業を展開すればよいのかを検証授業を通して明らかにする。
さらに、小学校・中学校・高等学校の発達段階を踏まえた「韻文教材における共通教材の段階的・系統的な指導カリキュラム」を開発する。韻文教材における共通教材を指導する際に、各校種の授業で活用できるカリキュラムを作成し、具体的な「授業モデル」とともに刊行物等により学校現場に広く発信したい。

研究実績の概要

本研究では、(1)「和歌を詠むこと」を「自分の心の揺れにふさわしい言葉を探し求め、それを形にする言語活動のこと」と捉えた。また、(2)「和歌の読解授業の目的」を、「和歌で使われている言葉の選択や組み立てを吟味することで、詠歌主体が自らの心の揺れをどのようなものとして描き出しているのか理解すること」とした。その上で、小学校・中学校・高等学校の各発達段階に応じた授業を構想する予定であったが、結果として中学校での授業実践しか行えなかった。
中学校の実践では、“和歌の表現を通じて、詠歌主体がどのような心の揺れ(感覚・イメージ)を伝えようとしているのか”を考えるため、Yチャートを利用した。そこでは、和歌を捉えるための視点を3つ設定し、その視点をもとに気付きを書き出していくことで、それぞれの歌のイメージを膨らませる。そしてそれらを共有することによって、歌の表現を通じて具現化されている詠歌主体の心の揺れをつかまえることを目指した。
実践の結果、生徒たちは①和歌を読解する際の視点設定(「色」「情景」など)の重要性や、②徹底した言葉への着目(語義を調べて解釈に活かす、自分の気づきがどの表現から生まれたのか意識する)の重要性と共に、そうした①②のような方略によって、和歌を生み出した詠歌主体の心の揺れを豊かに解釈できるということを学んだことが窺えた。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 「言葉への自覚を高める」和歌の学習指導(中学3年生) : Yチャートを利用して2021

    • 著者名/発表者名
      武久康高
    • 雑誌名

      高知大学学校教育研究

      巻: 第3号 ページ: 107-114

    • NAID

      120007036288

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-12-28  

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