研究課題/領域番号 |
19K02843
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 尚絅学院大学 |
研究代表者 |
齊藤 敬 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 教授 (00343616)
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研究分担者 |
小松 秀茂 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 特任教授 (30162051)
山崎 裕 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (40322656)
東 義也 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 教授 (60279495)
岩倉 政城 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 名誉教授 (90005067)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 放射能 / 土壌汚染 / ESD / 環境放射能 / 教育プログラム / 放射能汚染 / 福島第一原子力発電所 / 放射性セシウム濃度 / 放射線防護 |
研究開始時の研究の概要 |
福島第一原子力発電所の事故によって汚染された教育・保育施設のさらなる回復とともに、教育・保育者が自ら放射能の測定・評価を行い、放射線や放射能汚染から子どもを護るための、持続可能な開発のための教育(ESD)を行うプログラムを作成することを目的としている。 特に、今後汚染状況が変化し、正確な評価が難しくなると予想される福島第一原子力発電所事故による「土壌中の放射性セシウム」の測定に関する安価かつ簡易の試料採取方法・解析方法を開発し、本方法を教育・保育施設に実践してもらう。さらに継続的に本方法を発展させていき、よりよい放射能教育環境の構築を目指す。
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研究成果の概要 |
福島第一原子力発電所の事故による汚染された教育・保育施設の回復と、教育・保育者が放射能測定・評価を行い子どもを保護するための教育プログラムを作成する研究を行った。簡便な土壌の放射能測定法を開発し、測定結果を教育環境に不安を持つ保護者に迅速に報告するシステムを構築することもおおきな目的である。 研究では土壌採取キットの開発と教育プログラムの作成が行われ、一部の幼稚園で試験的に実施された。COVID-19の影響で研究は困難を伴ったが、ESDフォーラムや学会で成果を紹介する機会があり、一定の発信が行われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の大きな目的は、定量の難しい土壌の放射能測定を簡便な方法で定量する方法を開発し、放射能汚染された教育環境に不安をもつ学童・幼児の保護者に対して、教育・保育者自身が迅速に報告することにより、その後の教育・保育者、保護者間でのリスクコミニュケーションを継続的、かつ円滑に行えるようにできるシステムを構築することである。 本技術は、現在の教育・保育現場に長期間・持続的に利用されるだけでなく、今後原発事故の処理が収束し、本研究の技術が必要なくなった後においても、万が一同じような事故等が起きてしまった場合に、教育・保育施設をいち早く原状回復するためのアーカイブとしても利用可能であると考える。
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