研究課題/領域番号 |
19K02875
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
松崎 真日 福岡大学, 人文学部, 教授 (30709621)
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研究分担者 |
磯野 英治 名古屋商科大学, 国際学部, 教授 (50720083)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 韓国語専攻 / 日本語専攻 / キャリア支援 / ビデオ教材 / 社会人 / 就職活動 / インタビュー / 外国語専攻 / キャリア教育 / 視聴覚教材 / キャリア形成 / 韓国語教育 / 日本語教育 / 認識調査 / シナリオ / 専攻科目 / カリキュラム / 日韓 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本で韓国語や韓国文化を学ぶ人材、韓国で日本語や日本文化を学ぶ人材がその専門性を活かして社会で活躍できることを目指した体系的な進路支援を、カリキュラムの面から進めようとするものである。 本研究では日韓で外国語専門教育に従事する研究者らが、学生の進路の実情を調査した上で、モデルとなるカリキュラムとビデオ教材を開発する。さらに開発したこれらは誰にでも活用可能な形で公開し、日韓における人材活用の新しい幅を提供するとともに、日本および韓国に対する社会文化的理解にも寄与することを目的とする。
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研究実績の概要 |
研究4年目の令和4年度は、Covid-19の影響による海外渡航の制限が徐々に解除されたことにより、この間延期してきたビデオ教材の制作と、韓国の学会での研究成果の報告実施という2つの方向で研究を進めた。 一つ目のビデオ教材の制作であるが、国内でマスクを着用しない形でのインタビュー撮影の実施が可能となったこと、また韓国に渡航しての取材が可能になったことから2022年5月から8月にかけて取材と撮影を行った。5月には日本国内で、また8月には入念に準備を行った上で、韓国に渡航し現地で取材及び撮影を実施した。9月以降は撮影した映像の編集作業を行い、12月からYouTube上で「映像で学ぶキャリア 日韓の学生が専攻言語を生かすために」という題目で無償公開している。 二つ目は、学会での口頭発表及び学術誌に論文を発表したことが挙げられる。2022年8月に韓国日本研究団体第11階国際学術大会(於:東国大学校)で制作中のビデオ教材について口頭報告し、ディスカッションから有益なフィードバックを得ることができた。また、2023年2月には『日本學報』第134輯に先の口頭報告を踏まえた論文(査読付き)を発表した。 2022年度は徐々にコロナによる行動制限、渡航制限が解除されたことから、本研究開始時に予定していた計画にできるだけ沿った研究活動に戻し、一定の成果を挙げたと考えている。しかしながら、この1年間では当初の計画全てを実施に移すことは叶わなかったため、研究期間をさらに1年間延長し、授業実践を含めさらに充実した研究を行い、一連の本研究をまとめたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は年度初めに計画した研究計画通りに進めることができた。 またCovid-19の影響については、影響なしとは言えないが、全体としては研究活動をほぼ軌道に戻せたと考えている。また研究開始以来、論文3編、口頭発表4件を行うことができており、概ね順調に進んでいると評価している。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、延長を含めた本研究の最終年度となる。 制作したビデオ教材を活用した授業実践の実施と分析、日本国内での学会発表を行い、研究成果の社会へ還元を進めていきたいと考えている。
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