研究課題/領域番号 |
19K02879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
邑本 俊亮 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (80212257)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 防災教育 / 授業デザイン / 教育効果検証 / 震災伝承 / 災害伝承 / 大学教育 / アクティブラーニング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大学生を対象として被災地訪問よるアクティブラーニング型のゼミナールを実施し、被災地からの学びを他地域の小中学生へ伝えるイベントを、大学生のアイディアに基づいて企画し、それを開催することによって、学び手が伝え手になる認知過程を明らかにするとともに、効果的な災害伝承・防災教育システムの開発を目指すものである。
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研究成果の概要 |
被災地で学んだ大学生たちによって、複数の防災教育の出前授業案が開発された。その開発過程における学生の心理的変遷も明らかにした。また、コロナ禍でも実践可能な授業へアレンジされ、小学生対象のイベントとして開催された。さらに、学生たちのアイディアによって、「防災」と「宇宙」を掛け合わせた親子対象の防災イベントが企画・実践された。 一方で、専門家による防災出前授業の効果検証も行った。同じ防災教育が対象となる子どもたちの居住地域や学齢の違いで効果の持続性や家庭への波及が異なることを明らかにした。また、学校とは異なる科学館での学習(防災ワークショップ)は、防災教育の効果をより持続させることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
震災の学び手が世代や地域を超えて学んだ内容を伝えることで、震災の教訓の持続的伝承が可能となる。本研究は、その可能性を示したものである。また、同じ防災教育でも学習者の特性や学習者をとりまくさまざまな要因によって、効果や持続性が異なることを示し、学習者に合わせた防災教育のあり方を議論するための基礎資料を提供した。
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