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大学入試の個別選抜におけるCBT活用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K02890
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関佐賀大学

研究代表者

西郡 大  佐賀大学, アドミッションセンター, 教授 (30542328)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード大学入試 / CBT / 総合問題 / ヒント提示問題 / CBT / ヒント問題
研究開始時の研究の概要

これまで実施してきた「科学的な思考力・判断力・表現力」を評価するためのCBT開発を発展させ,テキスト,動画,写真,計算機能,データベース,受験者の解答手順の制御など,CBTの特長を活かすことでペーパーテストでは技術的に問うことができなかった側面から評価することができる「総合問題」を開発し,「思考力・判断力・表現力」の測定範囲を拡充する。加えて,大学入試固有の運用面(リスクや課題等)を考慮することにより,単に能力評価の技術開発にとどまらない,各大学における個別選抜での活用に向けた実践的知見を得る。

研究成果の概要

ペーパーテストでは問うことが難しい学力を問うためのCBTの開発を目的として,特に,総合問題のCBTの在り方について,情報量の多い問題でも複数のヒントを提示することで,段階的に評価する手法とプロトタイプを開発した。大学生を対象としたモニターテストの結果,ヒント問題提示によって「完全正解」または「完全不正解」の評価から脱却できる可能性を確認できたものの,総合問題のように問題文に文章や図表などの材料が多く含まれる場合,図表の見方や文章の読み取りをヒントとして提示することが受験者にとっては不適切と捉えられかねないことが示唆された。また,個別選抜における活用の具体的な課題についても明確にした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

自由記述解答(記述式)の自動採点は難しいとされるが,記述内容を採点するのではなく,解答プロセスを制御することで部分採点を実現する。例えば,数学の問題で解法の誘導が無い問題を最初に提示する。この段階で解けない受験者は,ヒントボタンによりヒントを得る。こうしたヒント情報を段階的に提示することで,どのヒントレベルで解けたのかを把握することができるため,部分採点に近い評価が可能である。解答プロセスの制御により部分採点にアプローチする考え方は,これまでになかった新しい発想である。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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