研究課題/領域番号 |
19K02896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
吉田 俊弘 大正大学, 心理社会学部, 名誉教授 (30710579)
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研究分担者 |
春日 美穂 大正大学, 教育開発推進センター, 専任講師 (50734456)
近藤 裕子 山梨学院大学, 学習・教育開発センター, 准教授 (70734507)
由井 恭子 大正大学, 教育開発推進センター, 専任講師 (90734509)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 初年次教育 / 初年次文章表現教育 / 高大社接続 / 学習履歴 / カリキュラム / 高大接続 / 学部 / 文章表現教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、主にアンケート調査とヒアリングを中心として、2019年度、2020年度に①大学での文章表現教育の内容(目標200大学)②高等学校での文章表現教育の内容(目標100校)を明らかにし、③カリキュラムを策定する。2021年度に授業実践をとおして検証し、カリキュラムの精度を高めると同時に、本研究の調査内容を公表する(2019年度、2020年度も進捗内容によって順次内容を公表する)。また、各年度ごとに研究会などをとおして、広く情報共有と情報提供を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、高等学校における文章表現教育の取り組みと指導内容を具体的に調査し、それを高等学校と大学において共有、検討することを通して、高大双方の文章表現教育の充実と拡充に寄与することを目的にして進められた。具体的には、多様な学習履歴をもって入学してくる学生に対し、大学側がどのようなカリキュラムを設定し教育実践を行うか、また、そこで培われた能力はいかなるものであるかを明らかにし、広い視野から大学初年次における文章表現教育の意義と役割を問い直すものである。本研究は実証的かつ実践的な研究であり、高校や大学のカリキュラムの構築や教育実践にも一定の知見を提供できるように思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、高等学校の文章表現教育の取り組みや指導内容を高等学校・大学の双方で共有し、大学初年次生のレディネスの傾向を明らかにしたことが挙げられる。これらは、多様な学習履歴を持つ学生を対象とした初年次文章表現教育のカリキュラム策定のための方向性を示唆するものであり、文章表現教育の高大接続をより円滑かつ効果的に展開するための基礎的指針を提示するものである。本研究は、高大接続の文章表現教育が、教養教育だけでなく学部の専門教育や社会との接続にも寄与しうることを示しており、こうした観点にも大学教育の見通しを与えることができた点にも社会的な意義を見出すことができる。
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