研究課題/領域番号 |
19K02902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
天海 丈久 弘前大学, 教育学部, 准教授 (80803204)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 知的障害 / 重複障害 / 教育課程 / 個別の指導計画 / 各教科(知的障害) / 目標設定 / 教員研修 / 目標設定と評価 / 知的障害教育 / 重複障害教育 / 知的障害教育の各教科 |
研究開始時の研究の概要 |
特別支援学校における知的障害教育及び知的障害を併せ有する重複障害教育では、知的障害者のために独自に設けられている各教科等を基に教育課程が編成されるが、指導の多くは各教科等を合わせた指導や自立活動を主とした指導という形態で展開されている。このため、各教科等の目標が十分検討されないまま指導が展開されていることや、評価が曖昧であることが長年に渡り指摘され続けている。本研究では、これらの現状の背景を明らかにした上で、各教科(知的障害)等の目標の検討を容易にし、学習の積み重ねが可視化できる個別の指導計画作成のためのツール及び教員研修資料の開発を行い、実践を通して学校のシステムとしての確立を目指す。
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研究成果の概要 |
知的障害者及び知的障害を併せ有する重複障害者に対する教育課程編成や個別の指導計画を作成する際,知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科等の目標の検討を容易にし,学習の積み重ねが可視化できるツール及び教員研修資料の開発を行った。実践研究の結果,開発したツール及び教員研修資料の有用性が確認され,今後各学校においては,教育課程編成等に係る教員研修を恒常的に実施するとともに,児童生徒一人一人の各教科等の目標を丁寧に検討することが必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した教員研修資料,知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科等の目標の検討を容易にし,学習の積み重ねが可視化できるツールを活用することにより,知的障害教育や重複障害教育で指摘され続けてきた教育課程編成や個別の指導計画の目標設定の不確実性や曖昧さが解消され,今後各学校において,特別支援学校学習指導要領に基づいた教育活動が確実に展開されることが期待される。また,本研究の成果は,知的障害特別支援学級等においても参考になると考えられる。
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