研究課題/領域番号 |
19K02905
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
小林 正幸 東京学芸大学, 特別支援教育・教育臨床サポートセンター, 教授 (70272622)
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研究分担者 |
橋本 創一 東京学芸大学, 特別支援教育・教育臨床サポートセンター, 教授 (10292997)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 不登校 / 発達障害 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害と不登校の関係について事例的に分析・検討+発達障害のある不登校児童生徒のための集団活動プログラムの収集・整理・検討→ 特性や支援ニーズごとに類型化した支援プログラム(発達障害の学習・行動・情緒・対人関係・生活面の特性〔橋本他(2013):ASIST学校適応スキルプロフィールのB尺度にある10領域に基づいて〕に応じたデータベース化-計画段階では10領域50カテゴリ-に分類予定)を作成→ 作成された『集団活動プログラム』の中で10~20のプログラムを抽出し,研究協力してくれる不登校支援機関3か所にてモデル適用する→ 検証されたプログラムを冊子にまとめ刊行し理解啓発を行う.
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研究成果の概要 |
発達障害と不登校の関係について事例的に分析・検討し,同時に発達障害のある不登校児童生徒のための集団活動プログラムを整理・検討した。学校復帰に向けた支援機関でのプログラムについて,特性や支援ニーズ(発達障害の学習・行動・情緒・対人関係・生活面の特性)ごとに類型化したプログラムを編成し,不登校支援機関にてプログラムのモデル適用と有用性について検証した.その結果を踏まえ,「発達障害のある不登校児童生徒の小集団活動支援プログラム集」を作成し,活用しやすいようホームページへの公開準備も進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我国の主な不登校支援の研究には,①不登校児の理解・把握,契機と問題メカニズムの分析による精神医学的治療モデルの検討,②不登校児への直接/間接的な支援の実際について臨床心理学的視点による効果的な方法論の検討,③学校内連携によるチーム学校体制の構築を進める学校カウンセリング的視点によるシステムの検討がある。しかし,その多くが個別支援を対象とし,本研究で扱う「発達障害」と学校復帰に向けた「集団活動プログラム」の視点からの検討は極めて少ない。また,不登校支援機関における支援プログラムの検証や質的な検討(学術研究)も少ない。そうした点に着眼して計画された本研究の学術的な価値は貴重なものと言える。
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