研究課題/領域番号 |
19K02932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
加藤 哲則 愛媛大学, 教育学部, 教授 (90510199)
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研究分担者 |
川崎 聡大 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (00444654)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 聴覚障害児童 / 日本語 / 読み能力 / 学習到達度 / 指導プログラム / 特別支援学校(聴覚障害者) / 日本語読み能力 / 包括的領域別読み能力検査 / 特別支援学校(聴覚障害) / 標準学力検査NRT / 指導プログラム開発 / 学力 |
研究開始時の研究の概要 |
学力向上の基礎となる日本語の読み能力について,特別支援学校(聴覚障害)小学部に在籍する学齢聴覚障害児100名程度を対象として,学齢聴覚障害児の日本語の読み能力と学習到達度に関する評価の縦断的な検討を行う。その評価に基づいて,特別支援学校(聴覚障害)の教員との協働により,これまでのボトムアップによる読みではない新たな読みの指導プログラムの立案,指導プログラムの実施・有効性を検証する。
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研究成果の概要 |
聴覚障害児童の日本語読み能力と学習到達度について,包括的領域別読み能力検査(CARD)と数研式標準学力検査(NRT)による評価を,特別支援学校(聴覚障害)小学部通常学級在籍児童を対象に行った。COVID-19感染拡大による臨時休校措置等の影響により,当初の予定より減少したものの,全国20校の186名の聴覚障害児童の日本語読み能力と学習到達度に関する縦断的なデータが得られた。また,COVID-19感染拡大による移動制限等によって実施できなかった指導プログラムの検討として。辞書引き学習法を特別支援学校教員との協働で実施し,聴覚障害児童の語彙学習に活用可能であることが検討できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聴覚障害児童の日本語読み能力と学習到達度の評価に,小学生を対象として標準化された包括的領域別読み能力検査(CARD)を用いた包括的な評価と標準学力検査(NRT)を試みた。聴覚障害児教育の課題である日本語読み能力の向上や学力の向上に対応するための基礎的な情報を得られた。また「辞書引き」学習法を導入し,聴覚障害児童の語彙学習に活用した。その結果,聴覚障害児童の日本語読み能力向上や学力向上には,個別最適な学習の検討が必要だと考えられた。
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