研究課題/領域番号 |
19K02937
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 日本女子体育大学 (2020-2022) 順天堂大学 (2019) |
研究代表者 |
中丸 信吾 日本女子体育大学, 体育学部, 講師 (70424231)
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研究分担者 |
渡邉 貴裕 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (00621731)
渡 正 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (30508289)
尾高 邦生 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (60851102)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 自然体験活動 / 知的障害 / 特別支援学校 / カリキュラム / 学びのプロセス / 知的障害児・者 / 生活単元学習 / 野外教育 / 特別支援教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、特に知的障害児・者の自然体験活動に着目し、知的障害特別支援学校における自然体験活動の実態を明らかにし、学校内で実施する自然体験プログラムの開発および実践による有用性の検証を目指す。本研究の目的を達成するため、質問紙調査により知的障害特別支援学校における自然体験活動の実態およびニーズ、国内外の動向を明らかにする。また、実態調査と国内外の動向調査を元に教育課程に位置付けた学校内で実施する自然体験プログラムを開発し、その有用性を検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、知的障害特別支援学校における自然体験活動の実態について調査し、学校の状況や生徒に実態に応じて様々な形で教育課程に位置付けて実施していることが明らかになった。一方、障害種別によって肢体不自由や病弱者では実施率が低いことも明らかになった。 また、学校内で実施する自然体験プログラムの開発および有用性についても検証し、自然体験プログラムを特別支援学校の教育課程(生活単元学習)として取り扱い、自然体験プログラムが安全かつ効果的に実施できることを明らかにし、知的障害のある生徒における自然体験活動の学びのプロセスについても明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青少年の健全育成に自然体験活動は重要な役割を持っている。このことは知的障害児・者においても例外ではないはずだが、特別支援学校においては様々な障壁があり自然体験活動の場を確保することは難しい現状と言わざるを得ない。また、知的障害児・者においては系統立てた学習内容を計画することが必要であるため学校内で継続的に実施できる自然体験プログラムの開発が急務である。本研究の成果は、特別支援学校において自然体験活動を実施するための基礎資料となり、自然体験活動を実施することが難しいとされる知的障害児・者に自然体験の場を提供するための一助になるに違いない。
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