研究課題/領域番号 |
19K02955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
佐藤 晋治 大分大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90323237)
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研究分担者 |
堺 裕 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40439576)
阿部 敬信 九州産業大学, 人間科学部, 教授 (90580613)
後藤 みゆき 大分大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (50906906)
友成 洋 大分大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (10989065)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 「ICF関連図ワークシート」 / 簡潔かつ直感的な説明文 / 「活用のための説明スライドVer.2」 / 事例的検討 / インクルーシブ教育 / ICF関連図ワークシート / 説明スライド / ICF大分モデル / ICF関連図シート / ICFリンキングルール / 合理的配慮 / IC大分モデル / 個別の教育支援計画 / 通常の学級における学習 / 建設的対話 / 相互理解 / 合意形成 / 環境因子 / 活動と参加 / ICF |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、「ICF大分モデル」の大分県内での実施状況について実態調査を行うとともに、各学校における優れた教育実践例を集積・分析することで、成果と課題について明らかにする。次に、その成果と課題から、「ICF大分モデル」を発展させ、それぞれの地域の小中学校の実態に応じて、すべての学校が的確な実態把握に基づいて「合理的配慮」の提供が可能となるように「ICF九州モデル(仮称)」を構築する。 なお、ICF(国際生活機能分類)では生活機能を心身機能・構造⇔活動⇔参加を環境因子や個人因子で変容しうる双方性で示し3つの状態の包括用語としてとらえている。
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研究実績の概要 |
2014~2015年度の大分県教育委員会「多様な学びの場充実事業」により「ICF大分モデル」が開発された。その中で,小中学校等で「合理的配慮」の提供を行うために,ICFの1,400項目の詳細項目から38項目を選択し『学校における合理的配慮の観点』毎に記載できる「ICF関連図ワークシート」が考案された。この「ICF大分モデル」を大分県内小学校等で実際に活用してもらい,日本LD学会第29,30回大会の自主シンポジウムにおいて,その成果と課題を明らかにした上で,令和5年度は,「ICF関連図ワークシート(簡潔かつ直感的な説明文Ver.)」と活用のための説明スライドVer.2を提案した(佐藤・阿部・後藤・堺,2023など)。そして,「ICF関連図ワークシート(簡潔かつ直感的な説明文Ver.)」および「活用のための説明スライドVer.2」の実用性に関する事例的検討を行い,改善を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
「ICF関連図ワークシート(簡潔かつ直感的な説明文Ver.)」および「活用のための説明スライドVer.2」の普及までは至っていないものの,この改善には事例的検討が必要であり,現在それを丁寧に実施しているところである。
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今後の研究の推進方策 |
「ICF関連図ワークシート(簡潔かつ直感的な説明文Ver.)」および「活用のための説明スライドVer.2」の改善に関する事例的な検討を進めるとともに,普及に関する方策を検討する。
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