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音声インタフェースの高機能化に即した視覚障害者向けプログラミング教育基盤の再構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K02968
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関筑波技術大学

研究代表者

鶴見 昌代  筑波技術大学, 保健科学部, 准教授 (60349834)

研究分担者 宮城 愛美  筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (60447258)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード音声ユーザインタフェース / 視覚障害者 / プログラミング教育 / 意思決定論 / データサイエンス / 音声インターフェース
研究開始時の研究の概要

近年の情報技術の急速な発達により、社会環境は大きく変わり、テクノロジーやデータサイエンスを活用して問題解決する力・コミュニケーション力・連携力が強く求められる時代となった。人口減少による国力低下を補うために各自がテクノロジーをうまく活用し、強みを生かす教育システムの構築が急務である。
本研究では、最新のインタフェース技術動向およびこれまでの教育・研究成果を踏まえ、音声インタフェースの高機能化を主軸として、視覚障害者の音声コミュニケーションに関する強みを生かし、視覚障害者の問題解決力を育成するための教育基盤の強化を実現する。

研究実績の概要

近年の情報技術の急速な発達により,社会環境は大きく変わり,テクノロジーやデータサイエンスを活用して問題解決する力・コミュニケーション力・連携力が強く求められる時代となった.また,最新のテクノロジーにより視覚障害による障壁が減少し,音声による新しいインタフェースVUIも登場した.一方,人口減少による国力低下を補うために各自がテクノロジーをうまく活用し,強みを生かす教育システムの構築が急務である.
本研究では,最新のインタフェース技術動向およびこれまでの教育・研究成果を踏まえ,音声インタフェースの高機能化を主軸として,視覚障害者の音声コミュニケーションに関する強みを生かし,視覚障害者の問題解決力を育成するための教育基盤の強化を実現する.この研究の実現により,あらゆる人が活き活きと快適にというSociety 5.0の実現および誰も取り残さないというSDGsの達成にも貢献できるものと確信する.
本研究は,高度専門領域でリーダーシップをとって活躍できる視覚障害者の育成を目的とする.現在,音声ユーザインタフェース搭載デバイスであるスマートスピーカーを製造・販売する大手企業よりスマートスピーカーを多数寄贈いただいたため,これを活用してプロジェクトを進めている.
スマートスピーカーのアプリ開発に関して,視覚障害のある大学生が実演して,高校生向けの体験授業を行い,視覚障害者にとってのスマートスピーカーのアプリ開発の意義を確認すると同時に,実演する学生にとっての教育的な効果ももたらした.視覚障害者向けのイベントで視覚障害のある大学生がアプリのデモンストレーションを行った.
また,視覚障害のある学生がチームで新たにスマートスピーカーのアプリ開発に取り組んでおり,ここからも多くの知見を得ている.
また,スマートスピーカーおよび関連デバイスについて,視覚障害者に対してアンケート調査を実施したため,その分析を進めている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

音声ユーザインタフェース搭載デバイスであるスマートスピーカーを製造・販売する大手企業よりスマートスピーカーを多数寄贈いただいたため,これを活用してプロジェクトを進めている.
スマートスピーカーのアプリ開発に関して,視覚障害のある大学生が実演して,高校生向けの体験授業を行い,視覚障害者にとってのスマートスピーカーのアプリ開発の意義を確認すると同時に,実演する学生にとっての教育的な効果ももたらした.視覚障害者向けのイベントで視覚障害のある大学生がアプリのデモンストレーションを行った.
また,視覚障害のある学生がチームで新たにスマートスピーカーのアプリ開発に取り組んでおり,ここからも多くの知見を得ている.
また,スマートスピーカーおよび関連デバイスについて,視覚障害者に対してアンケート調査を実施したため,その分析を進めている.

今後の研究の推進方策

高度専門領域でリーダーシップをとって活躍できる視覚障害者の育成を目指し,今後の展開を見据え,さらに論文調査等も含めて,最新情報に関する情報収集を実施しつつ,これまでの成果の学会発表や,論文投稿を目指す.
まずは現在開発中のスマートスピーカーアプリの公開を目指す.さらにそのアプリのバージョンアップを適宜行っていく中で,音声ユーザインタフェースに関する知見を得る.
また,今年度も音声ユーザインタフェースを用いた授業を実施して,本研究プロジェクトの意義を確認したい.
問題解決力を養うためのデータサイエンス・意思決定論に関する教育・研究についても研究を進める.

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (34件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 3件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (20件)

  • [雑誌論文] 音声インタフェースと関連デバイスによる視覚障害者の可能性の拡大2023

    • 著者名/発表者名
      鶴見昌代, 河原正治, 宮城愛美, 小林ゆきの
    • 雑誌名

      筑波技術大学テクノレポート

      巻: 31 ページ: 131-133

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 音声ユーザインタフェースの活用による視覚障害者の可能性2021

    • 著者名/発表者名
      鶴見 昌代 , 河原 正治 , 宮城 愛美 , 小林 ゆきの
    • 雑誌名

      筑波技術大学テクノレポート

      巻: 29 ページ: 129-130

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 音声ユーザインタフェースに関連する視覚障害者の環境について2020

    • 著者名/発表者名
      鶴見昌代,宮城愛美
    • 雑誌名

      筑波技術大学テクノレポート

      巻: 28 ページ: 96-96

    • NAID

      120006949160

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] スマートスピーカーのスキル開発 による視覚障害者のプログラミング教育プログラムの構築2019

    • 著者名/発表者名
      鶴見昌代,宮城愛美
    • 雑誌名

      筑波技術大学テクノレポート

      巻: 27 ページ: 117-118

    • NAID

      120006771099

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 視覚障害者のスマートスピーカー・スマートホームデバイスの利用状況調査20232024

    • 著者名/発表者名
      鶴見昌代,宮城愛美
    • 学会等名
      第124回福祉情報工学研究会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] ブラインドサッカーにおける控え選手への試合状況リアルタイム伝達法に関する調査2023

    • 著者名/発表者名
      石橋良崇, 鶴見昌代
    • 学会等名
      第120回福祉情報工学研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 映像制作による視野狭窄の理解促進について2023

    • 著者名/発表者名
      鶴見昌代,八染まどか
    • 学会等名
      第120回福祉情報工学研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 視覚障害者のためのWebカメラ調整機器の試作と有効性の検証2022

    • 著者名/発表者名
      穴見亘,鶴見昌代
    • 学会等名
      第116回福祉情報工学研究会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] Possibilities for people with Visual Impairments in Designing Voice User Interface2021

    • 著者名/発表者名
      Masayo Tsurumi, Manabi Miyagi
    • 学会等名
      36th CSUN Assistive Technology Conference
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 盲学校におけるスマートスピーカー活用の可能性2021

    • 著者名/発表者名
      中村友海,鶴見昌代,宮城愛美
    • 学会等名
      第30回ライフサポート学会フロンティア講演会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 音声ユーザインタフェース設計における視覚障害者の可能性2021

    • 著者名/発表者名
      鶴見昌代,宮城愛美
    • 学会等名
      第30回ライフサポート学会フロンティア講演会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] AIアシスタントアプリ開発を通した視覚障害者向けプログラミング教育の試み2019

    • 著者名/発表者名
      鶴見昌代,宮城愛美
    • 学会等名
      情報処理学会 第29回CLE・第152回CE合同研究発表会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] スマートスピーカーアプリ開発における視覚障害当事者の可能性2019

    • 著者名/発表者名
      杉崎信清,大塚勇哉,金田はる菜,中村友海,鶴見昌代,宮城愛美
    • 学会等名
      最適化とその応用: 未来を担う若手研究者の集い 2019
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] Alexaゲームスキル作成の勘所 -Audio Labyrinth~脱出ゲーム~の事例-2019

    • 著者名/発表者名
      杉崎信清,大塚勇哉,金田はる菜,中村友海,鶴見昌代,宮城愛美
    • 学会等名
      AAJUG (Amazon Alexa Japan User Group) 関東支部 Vol.4
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [備考] スマートスピーカー(AIスピーカー)アプリ(スキル) 開発教育・研究プロジェクト

    • URL

      https://www.cs.k.tsukuba-tech.ac.jp/labo/tsurumi/SmartSpeaker/

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] 保健科学部8月19日オープンキャンパスを開催しました

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/topics/2023/08/25001045.html

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] 保健科学部9月17日オープンキャンパスを開催しました

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/topics/2023/10/10001061.html

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] サイトワールド2023に出展しました

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/topics/2023/11/22001118.html

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] ITパスポート2021

    • URL

      https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4RQ218P/

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] スマートスピーカー(AIスピーカー)アプリ(スキル)開発教育・研究プロジェクト

    • URL

      https://www.cs.k.tsukuba-tech.ac.jp/labo/tsurumi/SmartSpeaker/

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書 2021 実施状況報告書
  • [備考] 筑波技術大学スマートスピーカーアプリ開発チーム,「ITパスポート2021」(2022年6月)

    • URL

      https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4RQ218P/

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] ショートフィルム「Eyeself~ワタシノセカイ~」完成披露会を実施

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/topics/2023/03/20000921.html

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] 視覚障害の学生と『弱視の世界』を作る!

    • URL

      https://www.ax-on.co.jp/news/d46ynk78zuhwysem/

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] 本学教員が情報処理学会SIGAAC第5回IBM賞を受賞

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/activity/vi_2021042001.html

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [備考] スマートスピーカー(AIスピーカー)アプリ(スキル)開発教育・研究プロジェクト

    • URL

      http://www.cs.k.tsukuba-tech.ac.jp/labo/tsurumi/SmartSpeaker/

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] Amazon様よりスマートスピーカーEcho Spotをご寄贈いただきました

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/news/vi_2020111901.html

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] 本学学生が埼玉県立特別支援学校塙保己一学園で授業を実施

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/activity/vi_2020012201.html

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] 本学学生が茨城県立盲学校で授業を実施

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/activity/vi_2021012601.html

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] 本学学生2名が第30回ライフサポート学会フロンティア講演会で奨励賞を受賞

    • URL

      https://www.tsukuba-tech.ac.jp/activity/vi_2021031201.html

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] スマートスピーカー(AIスピーカー)アプリ(スキル)開発教育・研究プロジェクト(移行準備中)

    • URL

      http://www.cs.k.tsukuba-tech.ac.jp/labo/tsurumi/SmartSpeaker/

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] 第3回茨城テックプラングランプリ 最優秀賞は筑波技術大学の「Voice Comms」

    • URL

      https://techplanter.com/2019/11/12/2019-11-9-ibaraki-grandprix/

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] 音声が導く新たな世界

    • URL

      https://blog.aboutamazon.jp/empowerment_as73_nobukiyo_sugisaki

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] 日本のゲームスキル事例

    • URL

      https://developer.amazon.com/ja-JP/alexa/alexa-skills-kit/gaming

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] Audio Labyrinth -脱出ゲーム-

    • URL

      https://www.amazon.co.jp/dp/B07P5SDFN8/

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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