研究課題/領域番号 |
19K02970
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
野中 陽一 横浜国立大学, 大学院教育学研究科, 教授 (10243362)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 教育の情報化 / モデル化 / 東アジア / 教師教育 / 日中比較 / モデル開発 / 中国における教育の情報化 |
研究開始時の研究の概要 |
上海・北京市等の大学、教育委員会及び小中高等学校を調査し、日中の教育の情報化のプロセスを「情報化施策」「学校の情報化」「大学と教育委員会の連携」の3つの視点から比較分析することによって、長期的な視野に立った、欧米型とは異なる東アジア型の教育の情報化モデルを開発し、変容プロセスのフェイズごとの教師教育のデザイン原理を提案することで、教育の情報化の普及促進に貢献する。
|
研究成果の概要 |
中国との比較をベースに教育の情報化の取り組みをそれぞれの強みとして捉え直し,東アジア型教育の情報化モデルとその変容プロセスに対応した教師教育のデザイン原理を検討した。東アジアでは,教育の情報化に関わる政策,カリキュラム,教員研修等に相違は見られるものの,教師主導の授業形態が長く続いてきたことから学習者主体のICT活用へ転換が難しいことが共通の重要課題である。情報化のプロセスは東アジアでほぼ共通していると判断し,このプロセスモデルに教師教育のデザイン原理を対応させた「東アジア型教育の情報化モデル(試案)」をまとめた。さらに,教職大学院の「EdTech を活用した授業の方法」を構想し実践を試みた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報技術の進歩、情報化による社会の変化によって,ネットワークを含む学習環境が拡大し多様化する中で、中国との比較をベースに教育の情報化の取り組みをそれぞれの強みとして捉え直し、高度情報技術社会に向けた教育の情報化の変容のプロセスを示す東アジア型の教育の情報化モデルとそれらに対応した教師教育のデザイン原理を明らかにした。このモデルを基に,教育の情報化の変容プロセスのフェイズごとに、想定されるカリキュラム、授業の概念を拡大する教育方法、教師に求められる資質・能力等を具体的に検討することが可能となった。
|