研究課題/領域番号 |
19K03002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
汪 曙東 島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 准教授 (50435046)
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研究分担者 |
汪 発武 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 教授 (10324097)
小暮 哲也 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (70534006)
岩田 淳 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (00280438)
中園 博美 島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 准教授 (40314611)
畠山 久 法政大学, 情報メディア教育研究センター, 講師 (20725882)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 防災教育 / 在日外国人 / モバイル / 多言語対応 / 防災 / 教育 / アプリ / モバイル防災教育コンテンツ / 防災情報収集 / 防災意識調査 / 外国人防災教育 / VR, AR |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本における「災害弱者」と呼ばれる在日外国人向けの多言語防災教育モバイルラーニングシステムの構築と実用化を目指す。スマートフォンなどのモバイル端末向けの、音声、動画、イラストを多用したマルチメディア型の防災 教育教材として開発し、言葉で外国人に伝えにくい内容を学習者が仮想体験できるようにバ ーチャルリアリティ(VR)、 拡張現実感(AR)などの技術を応用する。また、コンテンツ 構築においては、在日外国 の防災意識と海外の防災教育の現状を調査し、それぞれの国の災害基本データ、防災教育背景及び文化、習慣などを考慮するとともに、母国語で日本の災害知識や防災スキルを学べる内容とする。
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研究成果の概要 |
本研究では在日外国人に向けて大規模な調査を行い、在日外国人の防災意識、防災技能の現状および防災教育に関する希望などを明らかにした。その調査結果に基づいて、在日外国人向けの防災教育プラントフォームを構築した。プラットフォームはやさしい日本語、英語、中国語3つの言語のコンテンツで構成したウェブサイトとスマートフォンのアプリになっている。日本でよく発生している災害のメカニズム、現象、対策が分かりやすい表現で説明されている。現在、ウェブサイトもスマートフォンアプリも無料で公開し、すべての在日外国人が利用できるようになっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したコンテンツ やシステムは、防災教育教材開発のモデルケースになると期待される。また、本研究課題での開発モデルを発展、応用することで、自治体や行政機関による災害時の外国 人への支援が質的、量的に向上し、日本在住外国人の防災意識や防災スキルの向上につながることが期待される。更に、本システムのアプリを多言語版で公開することで、日本を訪れる外国人の不安や心配を軽減し、日本への旅行、留学、就職に対する意欲や関心の向上に寄与し、他の自然災害の多い国々での防災教育のモデルケースとなることも期待される
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