研究課題/領域番号 |
19K03010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 義彦 自治医科大学, 医学部, 客員研究員 (70281334)
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研究分担者 |
淺田 義和 自治医科大学, 医学部, 准教授 (10582588)
前田 佳孝 自治医科大学, 医学部, 講師 (40754776)
山本 真一 自治医科大学, 医学部, 教授 (50438636)
宮道 亮輔 自治医科大学, 医学部, 准教授 (80834340)
川平 洋 自治医科大学, 医学部, 教授 (90447285)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ICLS / LMS / ゴールベースドシナリオ / eラーニング / e ラーニング / ゴールベースドシナリオ理論 / ゴール達成型学習デザイン法 / 研修転移効果 / ICLSコース / 研修転移 |
研究開始時の研究の概要 |
突然の心停止にする蘇生処置トレーニング研修(ICLSコース)は、患者安全上重要な研修であり、全国で開催されている。しかし、その研修転移効果の検証は行われていない。本研究では、現行コースの研修転移効果を検証し、その課題を明らかにするとともに、それと平行して、頻回に経験することがない突然の心停止を動画による疑似体験の中で「行動」し、それを評価、内省することで研修転移を促進するe ラーニング教材を開発する。そして、現行コースに事前学習e ラーニング導入し、研修転移を駆動するe ラーニング-集合研修-e ラーニング形式のサンドイッチ型ICLSコースに再構築し、その効果を評価することである。
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研究成果の概要 |
ICLS(Immediate Cardiac Life Support)コースにおける事前学習eラーニングの開発:集合研修時のロールプレイセッションを円滑な進行を目的として、蘇生に関する基本知識を効率的かつ効果的に習得するための教材を開発した。開発にあたり、シミュレータを使用した動画教材を制作し、これをeラーニングに組み込んだ。 ICLSコース対面研修におけるロールプレイセッションの改善:研修の実践的な効果を強化するため、実際の医療現場に近い状況を再現できるよう、心停止や急変前の症状から心停止後の病状の変化、蘇生後の病態に対する対応までを含むゴール設定型シナリオを複数作成し、研修に導入した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した事前学習eラーニングの導入により、集合研修時のロールプレイセッションが円滑に進行し、効果的な学習が可能となった。シミュレータを使用した動画教材により、実践的な知識を効率的に習得できる点が大きな利点である。また、実際の医療現場に近い状況を再現したシナリオを活用することで、研修の実践的効果が強化される。これにより、医療従事者は緊急時に迅速かつ適切な対応ができるようになり、結果として患者の生存率が向上することが期待される。このように、本研究は医療従事者の蘇生スキル向上を通じて、医療の質を高める重要な意義を持っている。
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