研究課題/領域番号 |
19K03019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
仲村 正子 森ノ宮医療大学, 医療技術学部, 助教 (50824439)
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研究分担者 |
鍋田 智之 森ノ宮医療大学, 医療技術学部, 教授 (00597817)
辻 涼太 森ノ宮医療大学, 医療技術学部, 講師 (10712002)
松熊 秀明 森ノ宮医療大学, 医療技術学部, 教授 (70518638)
堀川 奈央 森ノ宮医療大学, 医療技術学部, 助教 (80784701)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 映像教材 / 鍼 / 鍼灸師教育 / 超音波診断装置 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、質の高い有資格者を育成するための教材作成を主体とする。超音波診断装置を用いて、身体の各部位における安全深度、鍼の各技術を用いた場合の組織変化を映像として捉え、紙面およびDVDによる教材を作成する。これらの教材の有用性を検証するため、はり師・きゅう師を養成する複数の施設に協力を仰ぎ、教材を用いることによる理解度の変化を検証する。
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研究成果の概要 |
鍼灸師養成大学の実技担当教員に対し、鍼の刺鍼手技の教育方法および手技による深部組織変化のサンプル動画を視聴した感想について調査を行った結果、手技の教育内容が養成校によって異なる可能性が示唆された。また、動画教材の必要性が高いことも明らかとなった。授業内でサンプル動画教材を学生に視聴させた結果、学習効果に影響を与える可能性が示唆された。これらの結果より、刺鍼時の手元の映像と超音波診断装置で体内の組織の状態を同時に観察できる動画教材の有用性が示された。 今後は、この動画教材の実用化を目指すとともにその教育効果についてさらに検討を進める必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鍼灸師は医療に携わる多職種との連携が求められており、教育現場でも科学的根拠に基づいた教育が必要である。我々は鍼刺激下の組織変化について超音波診断装置を用いて画像化し、鍼の多様な技法が組織に与える影響を映像教材とすることで、教育の質を高めることを目的とした。本研究にて作成された映像教材は、養成校教員および学生両者から有用と評価された。今後、より精度を高めた映像教材を作成し、多くの鍼灸師養成校において用いられることで、IPWに参画できる質の高い有資格者の育成を目指す。鍼灸が治療の選択肢として適切に評価され認識されることで、SDGsの目標である「すべての人に健康と福祉を」の実現に貢献できると考える。
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