研究課題/領域番号 |
19K03032
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
丸山 智子 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (40828034)
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研究分担者 |
井上 雅裕 慶應義塾大学, システムデザイン・マネジメント研究科(日吉), 特任教授 (50407227)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | リーダーシップ教育 / リフレクション / e-ポートフォリオ / シミュレーション体験 / 電子ポートフォリオ / 疑似体験 / Project based learning |
研究開始時の研究の概要 |
理工系大学大学院修士1年生を対象に、体系的なアクティブ・ラーニングで構成されたリーダーシップ教育を実施する。まず、 ヒューマンスキルに関する知識を座学で習得し、 次に対人関係強化を目的に開発されたシミュレータで繰り返しトレーニングした後に、 PBL(Project based learning)の実習において実行動につなげるサイクルを回す。 行動のリフレクション手段としてe-ポートフォリオを導入する。本研究は、学生が自分の学びや経験を確認し、次のリーダーシップ行動につなげていけるようなリフレクションについて追究する。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、学習者によるe-ポートフォリオに蓄積されたリーダーシップ経験のリフレクションの分析を通して、ポジティブな行動変容をもたらすリフレクションモデルを開発した。本モデルは、「個人の特性」「リフレクションプロセス」「リーダーシップ経験の場」の3つの要素で構成される。「個人の特性」では、リフレクションを通して行動変容を促す個人の姿勢や態度について、「リフレクションプロセス」では自己の成長を促すリフレクション方略について、「リーダーシップ経験の場」では、教育現場と実社会での経験の場の設定を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学院生を対象とした体系的なリーダーシップ教育の中で、学生のリーダーシップにポジティブな行動変容を促すリフレクションの解明は、独自性が高いと言える。また、オンライン上で実施するリフレクションの方略は、今後職場でデジタル化が進む中、バーチャルチーム運営の一助となる。さらに、大学院生にとっては、修了後すぐにアップスキリング、リスキリングが求められる社会が待っている。本研究は、生涯に渡って主体的なキャリア形成に必要なリフレクション能力の育成に寄与する点で、社会的意義があると言える。
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