研究課題/領域番号 |
19K03038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
大平 睦美 京都産業大学, 文化学部, 教授 (70633329)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 学校図書館 / 教科学習 / 教員支援 / 資料評価 / 公共図書館 / 教育ネットワーク / アプリケーション / 図書館資料 / 遠隔レファレンス / 遠隔学習 / 情報活用能力 / AI |
研究開始時の研究の概要 |
わが国には、学校図書館法があり、すべての学校に学校図書館がある。しかし、学校図書館の積極的な活用には ①学校図書館の開館など運営に関わる人的配置、②授業に活用できる資料が少ないことの2点が課題である。 2014年(平成26)年には学校図書館法が改正され,人的配置は進んでいるが、司書教諭は、大半が兼任であり、学校司書は、大半が非常勤職員である。 資料に関しては、人的配置の不足から適切な図書資料を選択収集できていない。これらの課題を改善し、学校図書館が学校のオープンリソースとして、児童生徒及び教員の教育活動を支援するため、AIやロボットを導入し、有効で効率的な学校図書館の運営について研究する。
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研究成果の概要 |
本実践では、司書教諭や学校司書、公共図書館の担当者が教科学習のために選択した図書資料が、授業にどのように活用されたかを担当教員と情報共有することで、資料選択の方法を見直し、改善することを目的としている。しかし、選択した図書資料を活用した授業に図書資料を選択した担当者が参加できるとは限らない。そこで、書評レビュー用のアプリを介して図書資料の活用状況を共有することで、教科学習における図書資料の活用状況を可視化し、図書資料の活用の一端が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習指導要領にもある通り、授業における学校図書館の計画的な活用は各自治体、各学校においても積極的に行われているが、現実には国語科で主に読書での活用である。しかし、学校図書館の活用では、児童生徒の主体的な学習活動を導き出すことであり、学年や教科に応じてそのためのスキルを育成することに重点をおかなければならない。そのための教員に対する学校図書館の支援を示すことは教科教育の質の向上に繋がる。本研究では、学校図書館が国語科、読書と限られた内容での活用ではなく全ての教科で活用でき、指導計画段階で授業を担当する教員と図書館担当者が情報を共有することで、授業の内容がより充実することが示されたと考える。
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