研究課題/領域番号 |
19K03043
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
工藤 憲昌 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (40270194)
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研究分担者 |
釜谷 博行 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (70224657)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 計測工学 / 補聴器 / ハウリングキャンセラ / 教育工学 / 適応アルゴリズム / 周波数推定 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,これまで申請者らが検討してきた,入力信号の擬似白色化に基づく方法や相関信号を用いた方法の改良を適用し,通常,工学系教育研究機関では難しい実際の測定結果を改良に反映し,高いハウリング抑制効果を有する方法の開発を目指す.このために,インターネット上で公開されているデータを元に外耳道の三次元モデルを造形し,学習者が種々のアルゴリズムの適用ならびに測定できる開発プラットフォームを構築する.更に,機能の付加・削除が容易に行える優れたユーザー・インターフェースをもつ実験用教育システムとして使用できるよう構成する.
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研究成果の概要 |
ハウリングの低減には,学習アルゴリズムへの入力信号の擬似白色化を行う方法と相関信号を用いる方法の概ね2通りのアプローチがある.(1)前者は,学習信号と推定誤差信号から適応ノッチフィルタを用いて狭帯域信号を除去し,その信号をLMSアルゴリズムなどで参照することで正確に補聴器使用者のハウリング特性を学習するものであり,演算量が少なく実用的な性能を持つ.時変な信号や音声に対する収束特性向上の検討を行った.(2)後者については,演算量の削減を検討した.また,上記2つの方法について,GUI(Graphical User Interface)からパラメータの設定,データ収集,結果表示ができるようにした
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
補聴器の使用時や講演会,ライブ,テレビ会議システムでハウリングと呼ばれる発振現象が問題になっており,特に,補聴器は高齢者の生活の質の向上のため重要であり,高齢化に伴う使用者の増加から,そのハウリングを低減するハウリングキャンセラが強く期待される.
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