研究課題/領域番号 |
19K03044
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京工業高等専門学校 |
研究代表者 |
市川 裕子 東京工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (10290719)
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研究分担者 |
森谷 健二 函館工業高等専門学校, 生産システム工学科, 教授 (90342435)
小村 良太郎 石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (00390443)
森本 真理 秋田工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (60369923)
矢島 邦昭 仙台高等専門学校, 総合工学科, 教授 (90259804)
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研究期間 (年度) |
2022-11-15 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | アクティブラーニング / 協働学習 / 生理機能情報 / 能動的学習 / 生態情報 / 授業デザイン / オンライン授業 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,(1)アクティブラーニング型授業効果の生理機能情報を用いた客観的な検証方法の確立と,(2)効果的な協働学習モデル授業の構築と提案を目的とする。具体的には,学生の授業中における数種類の生理機能情報を測定し,その数値から学生集中度,活性化度を調査していく。講義型授業,アクティブラーニング型授業で複数の学生のデータを計測し,個々の学習と協働学習における計測データの差異を解析することによりアクティブラーニング型授業の効果を評価する指標を確立する。またこの指標により有効であると判断されるような効果的な協働学習モデルを構築し提案する。
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研究実績の概要 |
アクティブラーニング型授業における学生の生態データ(瞬目活動、発話量など)の計測により学生の集中度を判定し、効果的な授業デザインを提案していくことを目的とした研究であるが、2020年度は新型コロナウィルスの影響により、グループワークなどの制限、オンライン授業への変更など、外出・移動の自粛から計画した研究に関わる実験を行うことが全くできなかった。そこで我々グループは、オンライン授業における学生の集中度を測る手段について議論を行なった。高等専門学校のオンライン授業においては、学生の通信容量の節約のために、学生のカメラをオフにするよう教員に要請している学校が多い。従って、教員は学生が授業にきちんと画面の前に座っているか、授業を聞いているか、集中しているかなどを見て確かめることができない。学生によっては、授業が提供されるシステムに接続しているだけで、眠ってしまっていたり、ゲームをしたりという例があることも分かっている。そこで、学生が授業に参加しているデバイスについているカメラを用いて学生の授業への参加度、集中度などを判定するシステムの作成を提案することとした。PCの内蔵カメラの映像から瞬目の回数を採取できることを確認した。今の段階ではオンライン授業における瞬目データに注目しているが、発話量の測定に関しては発話者の切り出し、瞬目データとの同期などの部分は、1台のPCで測定することで容易になるため、オンライン授業におけるアクティブラーニング型のアクティビティに関する測定も提案できる見通しである。
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