研究課題/領域番号 |
19K03056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 千葉工業大学 (2020-2021) 九州工業大学 (2019) |
研究代表者 |
三浦 元喜 千葉工業大学, 工学部, 教授 (00334053)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プログラミング学習 / Web IDE / ソースコード編集 / キャレット操作 / WebIDE / プログラミング学習支援 / ソースコード編集履歴 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、プログラミングにおけるソースコード編集時のカーソルの動き(キャレット移動)を含めた、細粒度の編集操作記録によって、学習者の状況を逐次把握し、効果的な学習支援を行う方法を確立することである。細粒度の編集操作記録を分析することで、人間の講師が肩越しに学習者の状況を観察し、助言するのと同等の機能が実現できる可能性がある。研究代表者がこれまで構築してきたWebブラウザ上で動作するプログラミングエディタを改良し、ログの記録や、分析技術の開発、学習者フィードバック評価実験を行っていく。
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研究成果の概要 |
従来のテキスト型プログラミング環境におけるタイピングの影響を緩和するため、自動補完機能を導入したプログラミング学習環境を構築した。また、プログラミング学習者のソースコード編集時のキャレット移動を含む、細粒度の活動ログを取得し、学習成果との関連について分析を行った。 自動補完の使用回数と成績との有意な相関はみられなかったが、補完機能を用いることで括弧やカーリーブラケット等のシフトキーを使用して入力する記号の入力回数が有意に減ることが確認できた。また、キャレット移動を含む細粒度活動ログから、キャレット移動が頻繁なほど、回答に有効な入力文字数が少ない傾向があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プログラミング学習者のソースコード編集時のキャレット移動を含む、細粒度の活動ログを取得・分析することで、プログラミング学習支援の多様化および高度化を目指した研究である。キャレット移動そのものはソースコード自体には反映されない操作ではあるが、その記録をとらえることで学習者の学習状況や傾向との関連について分析することが可能となった。
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