研究課題/領域番号 |
19K03058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
竹内 裕希子 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (40447941)
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研究分担者 |
廣内 大助 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (50424916)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 平成28年熊本地震 / 令和2年7月豪雨 / 学校防災 / 地域理解 / 災害継承 / 防災教育 / 地域情報 / 防災・減災教育 / 地理学 / webGIS / 教材開発 / カリキュラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では「地理的素材・手法を取り入れた総合的防災・減災教育プログラム開発」と題し,まちあるきで収集さ布田川日奈久断層(熊本)周辺並びに神城断層(長野)周辺に立地する小学校・中学校校長・教頭並びに教育委員会へのアンケート調査・ヒアリング調査・文献調査より,地域版ハザードマップ作成の課題と防災・減災教育の課題を明らかにする。現地調査による情報収集・資料収集から地理的情報を取り入れた防災教育教材の開発を行い,まち歩きで収集される地理情報を共有化するためのweb-GISを用いたツール開発を併せ持った防災・減災教育プログラムを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究課題は防災・減災教育プログラムに地理的素材・手法を取りいれる方策について検討することを目的としており,2019年度は平成28年熊本地震を踏まえて行われた総合調査の研究成果を学校における防災教育教材へ活用する方法について学校調査を行なった。2020年度は,令和2年7月豪雨において被災した学校への調査を実施した。2021年度は熊本県内の防災主任を対象に,これまでの教員養成課程における防災の講義の受講状況と今後の教員養成課程における防災の講義の在り方や内容を把握することを目的としたアンケート調査を実施した。2022年度はデジタルアーカイブの構築とその利活用と効果について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校は教育施設であり地域の公的施設であり,災害時には避難所としての機能を果たすことからも,学校が継続的に地域と連携をして災害を継承し,防災教育に取り組む必要性がある。本研究課題では,防災・減災教育プログラムに地理的素材・手法を取りいれる方策について検討することを目的として被災した学校施設の課題や状況,その後の防災への取り組み状況と課題をアンケート調査やヒアリング調査によって整理した。これらの成果は,具体的な事例の記載であり,今後の学校防災の取り組みを進める上で一助となるといえる。
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