研究課題/領域番号 |
19K03071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
江川 孝 福岡大学, 薬学部, 教授 (70369023)
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研究分担者 |
林 稔展 福岡大学, 薬学部, 准教授 (20630718)
中野 貴文 福岡大学, 薬学部, 助教 (40804539)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 災害医療 / e-learning / 薬剤師 / e-ラーニング / 災害薬事 / PBL / J-SPEED |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、災害薬事における災害時薬事概況報告システムと連携した災害薬事のためのe-learningを開発することに加え、e-learningとIoT技術が連携したPBL型災害薬事実働演習により災害時に適切な医療が提供できる人材育成を強化するものである。計画している研究項目は、①災害薬事における医薬品供給体制をモニタリングするための薬剤版J-SPEEDの開発とe-learningへの展開②薬剤版J-SPEEDの後ろ向き検証と災害薬事コンテンツの作成③e-learningと連携した災害薬事実働PBL演習方略の構築、④モバイルe-learningの学習効果の検証と評価、の4つである。
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研究成果の概要 |
本研究は、災害薬事における災害時薬事概況報告システムと連携した災害薬事のためのe-learningを開発することに加え、IoT技術が連携したPBL型災害薬事実働演習により災害時に適切な医療が提供できる人材育成を強化するものである。計画している研究項目は、災害時の医薬品供給体制をモニタリングするための薬剤版J-SPEEDの開発、災害時処方箋の後ろ向き調査と薬剤版J-SPEEDの検証、e-learningと連携した災害薬事実働PBL演習方略の構築、VR教材と連携した研修の学習効果の検証と評価、である。本取組にて、災害薬事コーディネーター研修や災害支援薬剤師研修にコンテンツを組み込むことが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
被災地に駆けつける多数の支援チームは自己完結を旨とし災害調整本部への報告する能力や余力を保有しているが、従来、標準化された報告手法がなかったために、その力は活かされてなかった。申請者らは、過去の大規模災害にて薬事関連の混乱に対応した経験から、薬剤版J-SPEEDの開発と学修環境を整備し、PBL型実働演習をe-learningによる補完をするという着想にいたった。災害時に適切な医療が提供できる人材育成をIoTを活用して構築するという芽生え期の本研究は、災害医療における薬剤師の職能として機能する新たな展開へと連結され、大規模災害時に専門職能を発揮できる薬剤師の充足に寄与することが期待できる。
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