研究課題/領域番号 |
19K03078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
藤川 大祐 千葉大学, 教育学部, 教授 (50288429)
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研究分担者 |
安部 朋世 千葉大学, 教育学部, 教授 (00341967)
高木 啓 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90379868)
小山 義徳 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90546988)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 形態素解析 / 語彙指導 / 類義語 / 小学校国語 / 語彙学習 / 教材生成システム / 国語教育 / 小学校 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、任意の文章から類義語を参照しやすくする語彙学習教材を生成するシステムを開発し、このシステムを活用した授業を小学校で行ってこのシステムの評価を行うものである。このシステムを活用することにより、学習者が自らが好む文章について、類義語と比較しながら読む「類義語比べ読み」を行ったり、システムが類義語に置き換えた箇所を探しながら読む「間違い探し読み」を行ったりすることが可能となり、質量ともに充実した語彙学習を行うことが可能となることが期待される。
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研究成果の概要 |
形態素解析の技術を活用し,小学校国語授業向け語彙学習支援するシステムを開発し,小学校5年生において授業を行った.このシステムは,任意の文章を貼り付けると,形態素解析器と類義語リストを参照し,類義語リストの見出し語に含まれる語がマークされ,マークされた語をクリックすると類義語が表示されるものである.児童の様子や児童へのアンケートの結果から,ほとんどの児童が本システムを使用して類義語に着目することの有用感を肯定しており,多数の児童が特に問題なく本システムを使用していた様子であった.他方,一部において類義語の表示が円滑に行えなかったことや慣用句等の連語には類義語が表示されないことが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,日本語の形態素解析の技術が普及しており,小学校等の授業内で形態素解析の技術を活用する試みも行われるようになっている.他方,2017(平成29)年告示の小学校学習指導要領では国語科に関して語彙指導の充実が掲げられており,小学校学習指導要領解説国語編においては語彙の「質と量の両面」からの充実が求められており,語彙指導については,日本語の形態素解析を活用することが可能であることが考えられる.本研究は小学校における語彙指導に形態素解析の技術を活用するものであり,語彙指導の充実,ひいては一人一台端末環境における形態素解析の活用のあり方について,新たな知見をもたらすものと言える.
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