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遊休資源を利用して高スケーラビリティを実現するe-Learningシステム

研究課題

研究課題/領域番号 19K03081
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

川村 尚生  鳥取大学, 工学研究科, 教授 (10263485)

研究分担者 高橋 健一  鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (30399670)
菅原 一孔  鳥取大学, 工学研究科, 教授 (90149948)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードe-Learning / 分散システム / 遊休資源 / 分散トレーシング / ストレージ
研究開始時の研究の概要

教育機関においては,事務作業等に使われている多数のコンピュータがストレージやCPUを持て余した遊休資源として存在する.本研究では,セキュリティを保ち本来の業務遂行を妨げないという条件のもと,これらの遊休資源を利用してe-Learningシステムに費用負担なしで高い拡張可能性を与える手法の開発を目的とする.具体的には、(A)コンピュータがe-Learningシステムに動的に参加・離脱する手法の開発,(B)コンテンツを分散管理する手法の開発,(C)コンテンツのセキュリティを確保する手法の開発を行う。

研究成果の概要

我々は,高価なサーバ機やクラウドサービスを使用しない,多数の学生が同時利用できる分散型e-Learningシステムの開発を行なっている.本研究の主要成果は,教育機関内に存在している多数の遊休コンピュータを利用して,分散型e-Learningシステムの拡張性を高める手法を開発したことである.また,同一コンテンツを多数の学生が同時利用する場合の応答性能を向上させるために,コンテンツを複製してアクセスを分散させることとし,効率のよい複製配置方法を検討した.さらに,自動テストシステム,可視化システム等の分散システム開発のための環境構築手法についても研究を行い,他システムに応用可能な成果を得た.

研究成果の学術的意義や社会的意義

遊休資源の利用については,グリッド・コンピューティングや分散ストレージの分野で様々な研究が行われてきた.しかし,他の仕事に使われている多数のコンピュータを遊休資源として利用する研究は進んでいない.特に,e-Learningシステムにおける動画視聴といった具体的な応用を想定した研究はみあたらず,本研究の独自性と言える.具体的応用を想定することで,例えば個々のコンテンツの機密性をどのように担保するべきか,コンテンツの配置や冗長性をどのように設計すれば必要な性能が得られるのかといった実際的な課題が明らかになる.すなわち,本研究は基礎的な研究を現実に利用するための応用的な研究と位置づけることができる.

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2023 2022 2021 2020 2019

すべて 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 遊休計算機を含む分散型e-Learningシステムの開発者向け可視化機能の実装2023

    • 著者名/発表者名
      堤 祥輔, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生
    • 学会等名
      情報処理学会第85回全国大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 遊休計算機を用いた分散システムのための負荷テスト環境の構築2023

    • 著者名/発表者名
      永島 優也, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生
    • 学会等名
      情報処理学会第85回全国大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 遊休計算機を含む分散型e-Learningシステムの開発者向け可視化機能の開発に向けて2022

    • 著者名/発表者名
      堤 祥輔, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生
    • 学会等名
      電気・情報関連学会中国支部第73回連合大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 遊休計算機を含む分散型e-Learningシステムの 分散トレーシングによる性能評価2021

    • 著者名/発表者名
      松本 尚幸, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生
    • 学会等名
      電気・情報関連学会中国支部第72回連合大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 分散型e-Learningシステムにおけるノード離脱時のファイル複製数維持手法の検討2020

    • 著者名/発表者名
      新谷 渉, 東野 正幸, 川戸 聡也, 高橋 健一, 川村 尚生
    • 学会等名
      電気・情報関連学会中国支部第71回連合大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 遊休資源を活用したオンプレミス型CDNによる対外的なデータ通信量削減の提案2020

    • 著者名/発表者名
      川戸 聡也, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告, Vol. 2019-DPS-184, No. 17, pp. 1-6
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] Attempt to Utilize Surplus Storage Capacity as Distributed Storage2020

    • 著者名/発表者名
      Toshiya Kawato, Masayuki Higashino, Kenichi Takahashi, Takao Kawamura
    • 学会等名
      The 3rd International Conference on Information and Computer Technologies
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] コンピュータが有するストレージの余剰容量を分散ストレージとして活用する試み2019

    • 著者名/発表者名
      川戸 聡也, 東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生
    • 学会等名
      情報処理学会 第180回 マルチメディア通信と分散処理研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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