研究課題/領域番号 |
19K03096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
西端 律子 畿央大学, 教育学部, 教授 (20249816)
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研究分担者 |
爲川 雄二 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (30351969)
小川 修史 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90508459)
山元 翔 近畿大学, 工学部, 講師 (90735268)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プログラミング教育 / 特別支援教育 / 認知発達 / 発達段階 / プログラミング的思考 / アンプラグドプログラミング / 論理的思考 / 自立活動の時間 / IoT / アンプラグド教材 / 機械学習 |
研究開始時の研究の概要 |
特別な支援を必要とする子どもたちは、その特性により、自身で思考過程を表出することが難しい場合が少なくない。また、肢体不自由児の場合、不随意運動により身体の動きも自らコントロールすることが難しい。
一方、IoTデバイスの価格が低下し、さまざまな「もの」をインターネットに接続することができるようになった。また、大量のデータの蓄積および分析についても簡便になり、データそのものの学習機能により、方向性を類推することも可能になった。
よって、本研究では、特別な支援を必要とする子どもたちの思考過程および身体の動きをIoTデバイスで収集したデータにより可視化し、個別の教育・学習方法を検討する一助としたい。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、特別支援教育の中でのプログラミング教育の実践およびプログラミング教育による認知発達について明らかにすることであった。本研究では、視覚および触覚で支援ができる「マタタラボ」を活用することにより、特別支援学校高等部「情報科」の授業および放課後ディサービスでのプログラミング教育実践を行った。その結果、楽しみながらプログラムをつくることができたり、プログラミングを通してコミュニケーションをはかったりすることができた。特に、プログラムに「反復」を用いるため、数の概念の理解がすすむことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2020年から初等教育におけるプログラミング教育が始まり、様々な教材を活用した実践が始まっている。当然のことながら、特別に支援が必要な子どもたちもプログラミングを学ぶことになるが、その障害や特性により、適切な教材を選定する必要がある。 本研究では、適切な教材を活用することにより、楽しみながらプログラムをつくることができたり、プログラミングを通してコミュニケーションをはかったりすることができた。特別支援教育の中で、情報教育を行うことの意義を確認することができた。
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