研究課題/領域番号 |
19K03101
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 京都経済短期大学 |
研究代表者 |
森崎 巧一 京都経済短期大学, 経営情報学科, 教授 (30405724)
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研究分担者 |
郭 潔蓉 東京未来大学, モチベーション行動科学部, 教授 (70601326)
小路 真木子 京都経済短期大学, 経営情報学科, 教授 (90300251)
高木 亜有子 湘北短期大学, その他部局等, 准教授 (20369466)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 印象評価 / ポップカルチャー / 漫画 / アニメ / 異文化感性理解 / 国際文化比較 / 印象語 / サブカルチャー・コンテンツ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、これまで行ってきた印象評価研究の手法と印象評価分析ツールの開発技術を活かし、日本のサブカルチャー・コンテンツに対する印象評価を対象に、国際文化交流に貢献可能なツールを開発することを目標としている。 本研究は、3年の研究期間で遂行するが、本研究の1年目は「印象語調査と印象語データベース構築」「印象評価データ収集調査と印象評価データベース構築」、2年目は「印象分析」「画像解析」「異文化感性理解支援ツール開発」、3年目は「ツールを用いて各国で活用実験」を行う。そして、最終的には、以上の内容をワークショップ、学会発表、論文等で一般に公開する。
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研究成果の概要 |
本研究は、異なる文化的感性を持つ各国の人々の印象に着目し、日本のコンテンツ(例えば、漫画やアニメ等のポップカルチャー)に対する印象評価の共通点や相違点を分析し、より円滑な国際文化交流に貢献するツールの開発を目標とした。印象語収集や印象評価を行うためのアンケートツールやデータベースを開発し、日本語と日本語以外の言語(中国語(台湾語)、英語、フランス語)に対応させた。アンケート調査会社を通じて日本の漫画・アニメのキャラクターの画像に対する各国の印象評価を調査した。主成分分析を行った結果、日本と海外の国の印象評価の類似性や相違性が見られ、これを分かりやすく可視化するためのツールを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の文化的価値をアピールして海外からの需要獲得を狙うためのブランド戦略(クールジャパン政策など)が進められているが、日本の生活文化から育まれたコンテンツやファッション、日本食などが海外でも人気を博し、特に日本のポップカルチャーの代表的な漫画やアニメなどのコンテンツが高く評価されている。そこで、本研究は、国内外の人々に対し、日本の漫画・アニメのキャラクターに対する印象評価の共通点や相違点の分析を試みた。本研究は、まだ基礎的な段階ではあるが、感性の科学的なアプローチを活用して異文化間の感性的な理解に貢献する方法を見出そうとしたことが、社会的・学術的意義があるものと思われる。
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