研究課題/領域番号 |
19K03107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 明彦 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (20235930)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 海岸漂着物 / ビーチコーミング / 自然史教育 / 海辺 / 離島 / 海岸堆積物 |
研究開始時の研究の概要 |
自然に恵まれた離島やへき地において、海岸漂着物や海岸堆積物(砂や礫)を、海辺の自然史教育の視点から再認識し、身近な自然史教材としての活用を試みる。また、自然体験学習の実践として、大学の授業でビーチコーミングや海岸の野外実習を行い、自然の多様性を理解し、それらを読み解く自然史教育のリテラシー能力を高めてゆく。アウトリーチでは、実際の自然史試料の観察に加え、タブレット端末を利用したインタラクティブな電子教材を 用いて、地域の子どもたちに体験型アクティビティを提供する。離島やへき地における身近な自然史教材を活用したアプローチは、自然史教育のリテラシーに新たな視点をもたらす。
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研究成果の概要 |
自然に恵まれた離島やへき地において、海岸漂着物や海岸堆積物を、海辺の自然史教育の視点から再認識し、身近な自然史教材としての活用を試みた。自然体験学習の実践として、大学の授業でビーチコーミングや海岸の野外実習を行い、自然の多様性を理解して読み解く自然史教育のリテラシー能力を高めた。アウトリーチでは、海辺の自然史試料の観察や採集を試み、地域の子どもたちに体験型アクティビティを提供した。離島やへき地における身近な自然史教材を活用したアプローチは、自然史教育のリテラシーに新たな視点をもたらすものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一連の研究成果は漂着物学会、日本貝類学会はじめ各種学会で発表し、これらの学会誌で公表した。このうちアオイガイ類の大量漂着や暖流系漂着物の漂着例は、海洋環境の地球温暖化の一例として注目された。また、2021年に出版した「北海道ビーチコーマーズガイド」(北海道海岸生物研究会)は、漂着物の自然史教育の教材として、学生の野外調査指導や教員の免許更新講習の資料として活用したが、写真や図が多く見やすくてわかりやすいと好評であった。
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