研究課題/領域番号 |
19K03119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
御園 真史 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (60467040)
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研究分担者 |
渡辺 雄貴 東京理科大学, 教育支援機構, 教授 (50570090)
下村 岳人 島根大学, 学術研究院教育学系, 講師 (90782508)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 算数・数学教育 / 教師教育 / インストラクショナルデザイン / 授業研究 / ラーニングエクスペリエンス |
研究開始時の研究の概要 |
新学習指導要領において主体的・対話的で深い学びを実現することを目指し,授業を改善していくことが求められているが,教師が授業改善にどの程度積極的に関与するかは,個々の教員によって大きく異なる.本研究では,ティーチング・エクスペリエンス(TX)の概念を確立し,TXの違いにより,教師の授業改善への取組にどのように影響するかを検討するものである.TXの理論化は,インストラクショナル・デザイン(ID)の分野において,ラーニング・エクスペリエンス(LX)が注目されており,それを参考にする.また,本研究では,特に算数・数学の授業改善を中心に検討を行っていく.
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研究成果の概要 |
近年,ラーニング・エクスペリエンス(LX)の概念が注目されている.LXは,学習に対する学習者の関与の状態を示すものである(Parrish & Wilson, 2008).本研究では,LXと同様に,教師の指導に対する関与の状態を示す概念として,ティーチング・エクスペリエンス(TX)という概念の確立を目指した. 本研究では,1.TXの研究にあたり,まずLXの測定方法を確立すること,2.LX質問紙により測定されたLXレベルと学習者の実態の関係について検討を行うこと,3.「教科指導に関するTXを測定する質問紙」を開発すること,4. TXの向上に寄与する要因を検討すること,の4点を目的とした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ティーチング・エクスペリエンス(TX)は,近年重要視される「学び続ける教師像」の実現にあたって重要な概念となりうる上,実際の授業における教師のパフォーマンスを説明する重要な変数になる.さらに,TXの段階を明らかにすることで,各都道府県等で開発している「教員育成指標」の今後の改善に大きく寄与するものと考えられる. さらに,TXを向上させる要因を特定していくことで,学校教育の授業の質が改善されることが期待される.
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