研究課題
基盤研究(C)
次期学習指導要領において,高等学校におけるアクティブラーニングの実現が期待されている。そこで,次期学習指導要領化の物理基礎のエネルギー分野において,このような学習が成立するような実験教材の開発を行う。
サボニウス型風車風力発電機,色素増感太陽電池および自転車発電機において,高等学校の物理基礎の授業で使える教材の開発を実施してきた結果,一定,活用可能な「エネルギー分野」における実験教材の開発ができたっと考える。色素増感太陽電池も自転車発電も,それぞれ,SSHの高等学校における授業実践で,活用の可能性を見出した。色素増感太陽電池では,これまでとちがったあたらしいアプローチで作成した模型自動車の走行に成功し,自転車発電では,150W型の自転車発電機を完成させることができた。
これまで,高等学校の物理基礎において,太陽電池での実験といえば,小学校以来同じような内容の実験のまま,市販の太陽電池で模型自動車を動かくことなどで,高校生にとっては進歩が感じづらいものであった。また,風力発電でも,モーターにプロペラをつりつけ,赤色LEDを点灯させる程度のもので,小学生においても高度な実験を体験するクラスや少し進んだ学習をする中学生からみても,学習内容の進化が感じづらいものであったが,本研究で開発した実験教材をもちいることで科学技術人材の育成につながると考える。
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エネルギー環境教育
巻: 16 ページ: 13-20
科学フォーラム
巻: 39 ページ: 60-61
巻: 38 ページ: 60-61
エネルギー環境教育研究
巻: 14 ページ: 37-44
40022298036