研究課題/領域番号 |
19K03125
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
|
研究機関 | 大阪大谷大学 |
研究代表者 |
竹歳 賢一 大阪大谷大学, 教育学部, 准教授 (20712334)
|
研究分担者 |
安田 傑 大阪大谷大学, 人間社会学部, 准教授 (40631966)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 論理教育 / 数学教育 / プログラミング / プログラミング教育 / STEAM / 演繹論理 / 幾何教育 / ICT利用 |
研究開始時の研究の概要 |
小学校ではプログラミング教育が必修化されるが、プログラミング教育の教育的効果として論理的思考力の向上がある。各調査などの結果より,日本の子どもは「論理的思考力」が弱いと指摘されている。その打開策として数学教育学の視点から従前の論理教材の見直し、およびプログラミング的思考を活かした各発達段階に適した論理教育の教材開発と評価方法を提案することを目的とする。研究方法は,「論理的思考力」の発達を幼児期から学童期,青年期について認識調査をもとに体系的に明らかにする。 幼小中接続を考慮し評価の観点を明確にした体系的な論理教育の教育内容・指導法を開発し教育実験を通してその教育効果を検証する。
|
研究成果の概要 |
本研究では,論理的思考力を高めることができるプログラミング的思考を活かした各発達段階に適した論理教育の教材開発を目指した。研究の結果,幼児・小学生・中学生を対象に論理的思考力が高められる教育内容・方法の開発に関する一方法を見出した。具体的には、構造方程式モデルを利用した認識調査の分析,中学生の論証嫌いへの改善策,幼・小で有効なプログラミング教材の選定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校において「論理」を直接対象とした教育はなされておらず,帰納,類推,演繹を教師が意識して間接的に指導しているが,系統性に欠けている。プログラミング的思考を梃子としたLEGOロボットを利用したロボット型プログラミング学習を提案して論理的思考力における「論理的思考態度」を高められることが明らかになった。中学生にとって「論証幾何」は理解困難な内容となっている。論証教材として「推論規則」を基本として教育内容を設定することの有用性が明らかとなった。また,幼児教育において「プログラミングあそび」として,アンプラグド型,ソフトウェア型,ロボット型の教材を系統的に利用可能であることが明らかとなった。
|