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参加型観測データの取得による科学的な地震防災意識の形成策

研究課題

研究課題/領域番号 19K03126
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関関西大学

研究代表者

林 能成  関西大学, 社会安全学部, 教授 (90362300)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード地域特性 / 地震防災 / 都市郊外 / 地形改変 / 常時微動 / 郊外 / 地震災害 / 市民参加 / 地盤改変 / 参加型
研究開始時の研究の概要

地震防災の現場では、観測や解析は専門家が行い、市民はその成果を受け入れて活用するという役割分担が暗黙の常識になっている。この固定化した役割分担が自助意識向上の障害になっており、市民自らが居住地のリスクを計測・分析する試みが意識転換において重要ではないかと考えた。本研究では常時微動の観測と解析を導入して、仮説、観測、検証、一般化という科学研究の一連の流れの経験から防災意識の高揚をはかるプログラムを構築する。

研究成果の概要

観測や防災の専門家以外が、主体性を持って地域特性を把握し理解して現実的な防災対策に着手することは今後の日本の防災において重要な課題である。本研究では、地図情報の読解、基本的観測スキルの取得、データ解析の基礎を系統的に身につけるための教育プログラムを開発し、そのプロトタイプが完成した。丘陵地と後背湿地という2種類の地形条件の場所で実際に市民観測を実施してローカルな地域特性を評価することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

都市郊外には1960年代以降に急激に開発された地域が広がっており、開発時期や開発以前の地形地質条件を反映して狭い範囲に防災上の弱点を持った場所がモザイク状に分布している。そのような場所では地域に密着したミクロな視点による、持続性のあるモニタリングが求められていた。本研究で開発した教育プログラムは、この課題を解決するための1つのツールになりうる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 地震計を用いた新型コロナウィルス感染症による社会活動変化の評価―関西大学千里山キャンパスにおける観測事例―2021

    • 著者名/発表者名
      林能成・酒井慎一
    • 雑誌名

      社会安全学研究

      巻: 11 ページ: 151-160

    • NAID

      40022544596

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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