研究課題/領域番号 |
19K03129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 愛知淑徳大学 (2020-2022) 常葉大学短期大学部 (2019) |
研究代表者 |
井上 知香 愛知淑徳大学, 福祉貢献学部, 講師 (80710540)
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研究分担者 |
大崎 章弘 お茶の水女子大学, サイエンス&エデュケーションセンター, 特任講師 (70386639)
後藤 郁子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 基幹研究院研究員 (60724482)
末松 加奈 東京家政学院大学, 現代生活学部, 助教 (30825625)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 応答性 / 若手保育者 / 保育観 / 科学コミュニケーション / 対話 / デジタル / 親子 / 保育観の構築 / 科学コミュニケ―ション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、若手保育者の保育観の構築を支える取組みとしてのデジタル科学絵本を用い た科学コミュニケーションの場の開発・展開を目指す。 研究フィールドは、これまで実施してきた幼児を対象とした親子デジタル科学絵本講座とし、親子・保育者間のコミュニケーション内でいかに物語(新たな「知」)が生成されていくのか、その過程事象について明らかにするとともに、若手保育者にも参加してもらい、科学コミュニケーションの場への参加による保育者の保育観の変容を明らかにする。 大人と子どもが知を生み出す双方向にかかわりあう関係性の中において、新たな科学コミュニケーションの場が保育者の力量形成にいかに貢献するかを検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、若手保育者の保育観の構築を支える取組みとしての場を開発した。幼児期の「これなんだろう?もし〇〇だったら…」といった科学的な発見や身近な物事への素朴な疑問と、想像を大切にした親子ワークショップの場を生み出し、そこでの子どもの想像から始まる物語をサポートするスタッフとして参加した若手保育者の、子どもの表現理解や自らのかかわりについて省察する場としての機能が確認された。物語作成には子どもの表現活動をサポートするツールとしてデジタルデバイスを使用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日常のコミュニティとは異なるコミュニティにおいて通常とは異なる役割を担いながら、新たな保育実践を経験する中で、新しい保育観を構築していくことは、保育の専門性を高めることに貢献したと考える。またデジタルデバイスの活用を通した、子どもと大人で生み出す新たな知の創発を可能にする新たな関係性の開発という点で独自性と創造性を有する。
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