研究課題/領域番号 |
19K03134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
奥本 素子 北海道大学, 大学院教育推進機構, 准教授 (10571838)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 科学技術コミュニケーション / 共創 / サイエンスカフェ / 展示 / 双方向 / 対話 / STEAM / 市民 / マルチモーダル思考 / 分かち持たれる認識主体性 / 参加型展示 / 連句的コミュニケーション / 地域連携 / 質的分析 / サイエンスショップ / サイエンスコミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
プロジェクト学習のような協働で学ぶ協調学習において、活動初期の課題設定がその後のプロジェクト実施に影響を及ぼすということを明らかにしている。それらの研究より、課題を発見する初期の段階から,科学技術コミュニケーターが参画し,科学と社会をつなぐニーズを共に発見する「課題共創型」の活動が必要だという仮説が導き出し、本研究では「課題共創型」の共創活動の有効性とその機能について明らかにしていく。 本研究は、初期の課題設定から共創する課題共創モデルが、「課題の質」「協働の質」「結果の質」を高めると仮定し、そのことを実際の市民との協働活動において調査し、本モデルの有効性を検証することを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では以下の研究を進め、調査を行った。本研究では課題共創を行うためのプラットホームの開発を2件行った。 一つは、「対話型サイエンスカフェ」の開発である.次に開発したのが「参加型展示」である.本研究では,参加型展示を開発し,その効果を検証した. サイエンスカフェを通した人々の意見集約は特定の課題における現在の人々の「意見」というより「視点」が抽出される可能性があることが分かった.参加型展示は、書店にワークショップスペースを併設することによって,より多様な意見の集約ができ,参加者の拡充が期待できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
科学技術と社会の間で共創を成立させる要件として、本研究では課題を初期に共創するための科学技術コミュニケーションのデザインを検討した。その結果、サイエンスカフェや展示という旧来、発信で用いられていた手法を、対話型、参加型に展開することによって、科学技術コミュニケーションの間口を広げ、手軽に意見を収集する可能性を見出した。 本研究は、科学技術の課題に対し、市民が自然で、日常的な参加するあり方を拓くきっかけとなりうる。
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