研究課題/領域番号 |
19K03147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
中村 有吾 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 客員講師 (00466468)
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研究分担者 |
岩井 雅夫 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (90274357)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ジオパーク / 災害 / 教育 / 火山噴火 / 地震・津波 / 十勝岳ジオパーク / 火山災害 / 防災ツーリズム / 十勝岳 / 活火山 / 歴史噴火 / 泥流災害 / 防災体制 / ジオツーリズム / ジオパークネットワーク / 防災科学 / 社会教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、日本および世界のジオパークネットワークを通じて、(1)各地の自然災害の実態と社会の対応を調査し、(2)より効果的な減災の取り組みを明らかにし、(3)防災ツーリズムに立脚したジオパーク活動によって、室戸ユネスコ世界ジオパーク(高知県室戸市)、および、アジア諸地域において市民の防災科学リテラシーを高めることである。最終的な目標は、住民が地域の災害リスクを理解し、情報発信し、災害への対応策を自ら考えられるようになることである。南海トラフ地震の発生が目前となった現在、防災科学リテラシーの普及は急務である。
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研究成果の概要 |
近い将来に大地震発生が予想される室戸ジオパークでは、津波の到達範囲を確認し津波タワーやシェルターなどのハードウェアを視察する一方で、小学生~高校生を対象とした防災教育を模索している。島原半島ジオパークでは、雲仙普賢岳の1991年災害の経験をいかして質の高い活動につなげている。2022年にジオパーク認定された十勝岳ジオパークでは、活火山の地形・地質を観察するとともに、1926年噴火の遺構を紹介し、活火山との共生が体感できる。ジオパークは、地球の成り立ちから地域文化の形成までをトータルに扱うフィールドミュージアムであり、防災教育を進めるうえで理想的な教材を提供できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然災害は、従来の地震、津波、火山噴火に加えて、地球規模の気候変動に伴う豪雨災害や土砂災害の増加が予測されている。日本はプレート境界に位置する島国であり、様々な災害に悩まされてきた。それら災害に対して、地域ごとに特色のある防災教育が各地のジオパークで行われている。本研究の目的は、ジオパーク(ネットワーク)をツールとして活用することで、防災科学研究に取り組むとともに、防災科学リテラシーの向上を図ることである。
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