研究課題/領域番号 |
19K03155
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
|
研究機関 | 名古屋女子大学 |
研究代表者 |
小椋 郁夫 名古屋女子大学, 文学部, 教授 (30707865)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 自然事象 / パターン把握 / 深い学び / 比較・観察 / 関連づけ / 変化 / 野外学習 / 指導と評価 / 自然のパターン把握 / 学習プログラム / 動物園と水族館 / 長良川学習 / 自然環境 / 研究会議 / 研究報告書 / 自然観察 / 関心・意欲・理解 / 表現力 / 変容 / 指導方法 / 評価方法 |
研究開始時の研究の概要 |
研究目的は、小・中学校の児童生徒が野外学習において「自然事象のパターン把握」により自然の事物・現象を知覚的に認識できる科学的能力を身に付け、「深い学び」ができるための指導と評価の方法を開発し検証することである。 研究冊子「パターン把握を通して環境リテラシーを高める現職研修プログラム」を活用して、「児童生徒に指導するための観察プログラム」を作成し、野外学習でその効果を検証するとともに適切な評価方法を開発する。そして、児童生徒を対象に、校区の自然や長良川水系等で野外学習を実践し、パターン把握による野外学習でどのような「深い学び」ができたかを評価する。成果は事例集を作成し学会等で発表する。
|
研究成果の概要 |
期間の前半は、自然事象のパターン把握の視点である「比較して観察する」「関連づけて考える」「変化を追って観察する」を使い、、深い学びができる野外学習の指導と評価の方法について、協力者との会議や調査研究、小中学生対象の現地研修や授業を通して考えることができた。 期間の後半は、新型コロナウィルスの影響で学生対象の活動は自粛し、協力者と会議や現地研修を繰り返して、多様な野外学習で深い学びができる指導と評価の方法を考えることができた。最終的には、まとめの一部を冊子等にまとめ、岐阜県内の全中学校や県内外の研究者に配布することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、自然事象のパターン把握の3つの視点が、野外学習で深い学びをするために有効であることを実証した点、成果の一部を「自然事象のパターン把握による長良川学習」の冊子として作成した点である。冊子は、理論編、地学編、生物編、自然観察編で120P、地学編と生物編は3つの視点の指導と評価を明確にして教師用の説明ページと学生用の学習ノートを見開きで紹介した。 社会的意義は、冊子、そのCDや長良川の一年間の桜の変化の掲示物を作成し、学習に役立てて頂こうとこの3点を岐阜県内の全中学校に配布した点である。また、本冊子は全国のどの河川の野外学習にも活用できるので、今後も学会や研究会で広く普及させていく。
|