研究課題/領域番号 |
19K03162
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
仁科 浩美 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授 (10431644)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 合意形成 / 話し合い / 日本人学生 / 留学生 / 日本語非母語話者 / 日本語 / 意思決定 / 留学生と日本人学生 / 意思決定プロセス / 理系学生 / 留学生との接触 / 課題解決型 / 課題探求型 / ディスカッション / 問題解決型 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、将来、日本のものづくり産業を牽引する理系の日本人学生と非日本語母語話者である留学生とを対象に、二者間における異文化を超えた対話力育成のための基礎資料の構築を目指すものである。日本人学生および留学生からなる参加者の日本語による問題解決型・課題探求型の2タイプのディスカッションについて、結論に至るまでのプロセスや、話し合いに最も影響を与えている要因、コミュニケーション上の問題点等について分析・検討を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、理系の日本人学生と日本語非母語話者である留学生とが、日本語で話し合いを行う際、どのように合意形成を行い、結論に至るのかを日本人学生側に注目し分析したものである。話し合いのデータは、課題の型、参加者構成、学年差、意見の相違がある場合等の条件を変えて収集した。その結果、進行管理に関する役割認識、非母語話者の理解のための補足説明、言語による明確な合意の確認、共有できていない情報に対する対応といった点で問題があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多文化共生社会を迎え、日本は産業面においても日本語を母語としない者と対話を行い、業務遂行にあたらねばならない時代を迎えている。日本人学生と日本語非母語話者である留学生との話し合い場面の問題点を明らかにすることは、社会に出る前の学生に対するコミュニケーション指導に大きな方向性を示すものである。特に理系分野においては、異文化コミュニケーションという側面からの教育的指導は十分でなく、得られた知見は有益なものとなり得る。
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