研究課題/領域番号 |
19K03171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
梅田 貴士 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (40451679)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 物理教育研究 / アクティブ・ラーニング / 『学び合い』 / PER / DBER / 大学物理 / 学び合い / 反転授業 / 大学の物理教育 / 概念調査問題 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者が担当している授業(入門物理だけでなく,探究実験,さらに物理専門家養成を目的とする授業)において,物理教育研究(PER)で開発された様々な教授法や,ICTを効果的に導入することによって授業をデザインし,実践,評価を行う。また,AL型授業を行いつつ,カリキュラム上の授業の目標(学習内容の量)を維持するために反転授業を採用する。授業デザインの評価は,PERで開発された各種調査問題によるプレ・ポストテストを行う。
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研究成果の概要 |
研究期間全体を通して、入門物理の授業と専門力学の授業における『学び合い』を取り入れた授業デザインの試み、さらに様々な単元におけるチュートリアルの開発と実践を行ってきた。これらの研究を通して「物理概念とそれらの理論体系の深い理解」を目的としたアクティブ・ラーニングを実現する授業デザインをある程度は明らかにすることができた。一方でその有効性、つまりALがどの程度達成できたかを定量的に示す方法については、評価問題を用いた従来型の方法では不十分であることも分かってきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物理教育に関して、従来型の一方向的な講義では物理概念の理解が思うように進まないことがさまざまな研究結果から明らかになっている。物理概念の深い理解を目的として、教員が何を教えるかではなくて、学生が何を学んだか、を評価基準とした物理教育研究によるアクティブ・ラーニング(AL)型授業が世界中で精力的に研究されている。中央教育審議会の答申においても、大学教育でのAL型授業導入の必要性が指摘され、さらに中等教育においても新学習指導要領で「主体的・対話的な深い学び」(いわゆるAL)が重要視されている。
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