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化学の基礎を直感的に理解するための組立式3Dクラフト教材の開発と効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K03183
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関小山工業高等専門学校

研究代表者

森下 佳代子  小山工業高等専門学校, 一般科, 教授 (50344924)

研究分担者 飯島 洋祐  小山工業高等専門学校, 電気電子創造工学科, 准教授 (90565441)
石原 学  小山工業高等専門学校, 電気電子創造工学科, 教授 (20211047)
関根 健雄  小山工業高等専門学校, 一般科, 准教授 (00709769)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード化学 / 3Dクラフト / 組み立て / 視覚化 / 教科書理解 / 元素の周期律 / 電気陰性度 / イオン化エネルギー / 教材開発 / 3Dクラフト / 直観的理解 / 読解力
研究開始時の研究の概要

高校化学の教科書では,本文の複雑さを補うために多数の図表が用いられているが,図表の読み取りや図表と本文の関連付けが苦手な学習者も多く,教科書理解が深まらないケースが少なくない。本研究では,図表の読み取りを強化して化学の本質的理解を促進するための教材開発を目的として,『化学の基礎を直感的に理解するための組立式3Dクラフト教材の開発と効果検証』を実施する。当面は,より広範囲な元素の電子配置模型,イオン化エネルギー,電子親和力,電気陰性度を対象とし,製作した教材を学習者に組立・観察してもらうことにより,化学の基礎の本質的理解を目指す。教育効果の検証として,リーディングスキルテストを実施する。

研究成果の概要

化学の基礎を直感的に理解するための教材開発を目的として,電気陰性度とイオン化エネルギーを対象に,組立式3Dクラフトを設計・製作した。これらを使って授業を実施した結果,既存の教材として供される教科書のグラフや説明文だけでは理解できなかった学生も,ピースを原子番号順に並べる作業によって, 電気陰性度が同じ周期の中で,あるいは同じ族の中で,原子番号にともなってどのように変化するか,またアルカリ金属が1価の陽イオンになりやすい理由,アルカリ土類金属が2価の陽イオンになりやすい理由,希ガスがイオンになりにくいことを視覚的に理解できることが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高校化学の教科書は,多くの概念を説明するために定義表現や分類表現が多用され,複雑 な文章となっている。テキストの複雑さを補うために多数の図表が用いられているが,図表 の読み取りそのものや図表と本文の関連付けが苦手な学習者も多く,結果として学習者が教 科書を読んでも理解できないケースが多くみられる。本研究の遂行により,教科書の内容をより認知しやすい形で提供することで,教科書理解が深まることが確認された。また,クラフトの組み立て作業は, 化学の概念を学習者が主体的かつ楽しく学習するのに有効な手段となることがわかった。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2021 2020 2019

すべて 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] 化学の授業におけるセミ反転授業と学び合いによる 単元理解と読解力の向上について2021

    • 著者名/発表者名
      森下 佳代子,関根 健雄,飯島 洋祐,石原 学
    • 学会等名
      第16回日本リメディアル教育学会大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 化学の基礎を直観的に理解するための 3Dクラフト教材の開発2021

    • 著者名/発表者名
      森下 佳代子,飯島 洋祐,山中 そよか,関根 健雄,石原 学
    • 学会等名
      日本工学教育協会第69回年次大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 読解力が設問理解に及ぼす影響について2020

    • 著者名/発表者名
      森下佳代子,関根健雄,石原学
    • 学会等名
      日本工学教育協会第68回年次大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] Teaching Textbook Reading and Comprehension Using the Quasi-Flip Teaching Method in Chemistry Class2019

    • 著者名/発表者名
      Kayoko MORISHITA,Takeo SEKINE,Manabu Ishihara
    • 学会等名
      15th international CDIO Conference
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Integrated Education for Mid-Adolescent Engineering Students in KOSEN2019

    • 著者名/発表者名
      Takeo SEKINE,Kayoko MORISHITA,Manabu Ishihara
    • 学会等名
      15th international CDIO Conference
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 自学自習の促進と学力向上を目指した授業法の開発 セミ反転授業による化学の授業における教科書読解トレーニング2019

    • 著者名/発表者名
      森下佳代子,関根健雄,石原学
    • 学会等名
      日本工業教育協会 第67回年次大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 化学の教科書を読み解くためのセミ反転授業について2019

    • 著者名/発表者名
      森下佳代子,関根健雄,石原学
    • 学会等名
      日本リメディアル教育学会第15回全国大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 化学の教科書理解を目的としたトレーニング法としての擬似反転授業の効果の検証2019

    • 著者名/発表者名
      森下佳代子,関根健雄,石原学
    • 学会等名
      平成31年度全国高専フォーラム
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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