研究課題/領域番号 |
19K03184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 東京工業高等専門学校 |
研究代表者 |
樫村 真由 東京工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (20455132)
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研究分担者 |
永田 浩一 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (20507438)
石井 英里子 鹿児島県立短期大学, 文学科 英語英文学専攻, 准教授 (80580878)
清水 晃 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (60154283)
大塚 友彦 東京工業高等専門学校, 電子工学科, 教授 (80262278)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | グローバルエンジニア育成 / 尺度開発 / 妥当性検証 / グローバルエンジニア / 海外インターンシップ / 研究留学 / 自己評価 / 国際志向性 / 英語運用能力測定尺度 / 内向性 / 外向性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本の高等教育機関に所属する工学専攻の学生が、将来、グローバルエンジニアとして活躍することができる素地を築くための尺度開発をし、それを試験的に運用し、教育的示唆を得て発信することを目的としている。具体的には、国際共通語である英語を使用して働く際に必要となる英語運用能力の測定に活用できる尺度の開発と、様々な文化的背景を持つ人たちと仕事で協働していく際に必要となる国際志向性の測定に活用できる尺度の開発・運用・分析を行う。
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研究成果の概要 |
ラッシュモデルでの分析結果によれば、9 割程の項目が調査協力者となった工学を専攻する学生の能力を測定するのに有効であることが確認された。また、TOEICテストのスコアとの相関について、どの技能においても中程度の相関(0.4から0.6)があることがわかった。そのほか、各調査協力者の各技能における能力値から CEFR のレベルを予想できるかを順序ロジスティック回帰モデルで、当てはまり度を確認したところ、予測精度は50~70%であった。従って、手直しすべきところはあるが、概ね開発した尺度は今後工学を専攻する日本の学生に使用することが可能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当該研究において、海外インターンシップや研究留学で実際工学を専攻する学生たちが実施しているタスクの実証的な調査をもとに、グローバルエンジニア育成を目指したCAN-DOディスクリプタを作成した。工学を専攻する学生たちの自己評価を使っての妥当性検証の調査で、今後、工学を専攻する日本の別の学生グループにも使うことができることがある程度証明された。そのため、今後、研究代表者や分担研究者を含む、工学専攻の学生を指導する高等教育機関において、海外経験事前・事後で、学生の英語運用能力の評価や目標設定にこの尺度を用いることで、学生達の英語運用能力の向上に寄与できるものと思われる。
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