リーダーとの関係性の質が低いメンバーは、他のメンバーに妬みの感情を抱きがちである。本研究は、そのような妬みの感情には、ポジティブな機能が潜在していると考え、それを引き出す条件の解明を試みる。 その解明のために、以下に挙げる2つのことを主として取り組む。(1)チーム内の他メンバーに対する妬みの感情を顕著に引き出す必要があるため、その方法論(実験的手法)を開発する。(2)生じさせた妬みの感情を緩和させる条件について、当事者の個人要因(パーソナリティやスキル等)、および組織的要因(組織体制、目標設定のあり方、リーダーシップ等)の観点から検討する。
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