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準限界集落に居住する高齢者のライフスタイルの解明、及び心理社会的支援モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K03237
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関目白大学

研究代表者

河野 理恵  目白大学, 心理学部, 教授 (40383327)

研究分担者 河野 保子  人間環境大学, 松山看護学部, 教授 (80020030)
中島 紀子  人間環境大学, 松山看護学部, 教授 (20325377)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード高齢者 / 生活満足度 / 孤独感 / 準限界集落 / ライフスタイル / 社会的つながり / 生きがい / 余暇活動 / 生活満足感
研究開始時の研究の概要

準限界集落(愛媛県西宇和郡A町)に居住する高齢者に対してライフスタイルに関する調査を行い、社会環境的に厳しい地域に居住する高齢者のライフスタイルタイプとその特徴を明らかにする。また研究の最終年度には、生きがいや世代性(ジェネラティビティ)の追究を含めた高齢者一人ひとりのwell-beingの実現に向け、高齢者のライフスタイルタイプを踏まえた心理社会的支援モデルを構築する。

研究成果の概要

本研究では,準限界集落に居住する高齢者を対象に研究を行い,充実した老年期のための心理社会的支援に関する検討を行なった。
その結果、主観的健康度の高さが社会的なライフスタイルを促進し、他者との関係を強め、生活満足度(QOL)を高めていた。また生活満足度(QOL)と孤独感には負の関係が見られた。その一方、前期高齢者と後期高齢者では病気の有無など身体的状況に違いが見られ、心理的なライフスタイルが生活満足度(QOL)に及ぼす影響も異なっていた。
現在、親戚や友人などの死亡による人間関係の希薄化が課題となっており、物事を前向きにとらえ、他者との親和性を意識化できるような支援を検討していくことが必要である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在の我が国は、世界のどの国も経験したことがない未曾有の少子高齢多死社会を迎えており,準限界集落や限界集落という地域の存続やあり様が問われている。
本研究は準限界集落に焦点をあて、地域で生活をする高齢者の諸特性や課題を明確にし、心理的、社会的に健やかで充実した老年期を過ごすための要因を明らかにしている。これは高齢者が住み慣れた地域でよりよい生活を継続させていく上で重要な知見であり、意義があると言える。また、本研究の結果は、準限界集落に含まれている地域、あるいはこれから含まれていく地域における総合的な支援策を検討していくためにも重要である。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 準限界集落に居住する高齢者の生活満足度に影響を与える要因の検討2022

    • 著者名/発表者名
      河野理恵・河野保子・中島紀子
    • 雑誌名

      高齢者のケアと行動科学

      巻: 27 号: 0 ページ: 21-38

    • DOI

      10.24777/jsbse.27.0_21

    • ISSN
      1880-3474, 2434-0553
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 大学生が高齢者から教わりたいこと2020

    • 著者名/発表者名
      河野理恵・小野寺敦子・元井沙織
    • 学会等名
      日本心理学会第84回大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 地方集落に居住する高齢者の社会関係が生活満足度に及ぼす影響の検討2019

    • 著者名/発表者名
      河野理恵・中島紀子・河野保子・大羽詩織・青井みどり・奥田泰子
    • 学会等名
      日本老年行動科学会第22回大阪大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 地方集落に居住する高齢者の生活実態、および心理社会的特性の検討2019

    • 著者名/発表者名
      中島紀子・河野理恵・河野保子・大羽詩織・青井みどり・奥田泰子
    • 学会等名
      日本老年行動科学会第22回大阪大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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