研究課題/領域番号 |
19K03278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 武蔵野大学 (2021) 東京大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
出野 美那子 武蔵野大学, 人間科学部, 准教授 (30583918)
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研究分担者 |
山形 伸二 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (60625193)
滝沢 龍 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (30420243)
飯村 周平 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特別研究員 (80862002)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 感情制御 / 感情の社会化 / うつ症状 / 怒り表出行動 / 青年期 |
研究開始時の研究の概要 |
青年期のうつ症状の発現のあり方は,前後の発達段階と様相が異なる。その背景として,認知的能力の複雑な発達,衝動制御困難,社会的刺激による被影響性の不均衡に由来する,青年期独自の感情制御の脆弱性が挙げられる。しかし青年期のうつ症状における感情制御と社会的環境の相互作用的影響は,未だ検討が少ない。 そこで本研究では,青年期における,第二次性徴,認知能力,社会的関係と,感情制御の発達の関連およびうつ症状へ及ぼす影響について検討する。本研究では特別研究員奨励費助成の対象である三コホートを追跡,計五時点の縦断的研究を行い,後期児童期から青年期を通した,早期成人期への繋がりの網羅的な検討を行う。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,青年期における,第二次性徴,認知能力,社会的関係と,感情制御の発達の関連およびうつ症状へ及ぼす相互作用的影響について,後期児童期から青年期後期への繋がりを縦断研究により検討することであった。 これまでの成果により,親・友人からの感情の社会化尺度の作成を行い,怒り表出の方略および対象の区別の年齢差および性差を明らかにした。さらに感情の肯定的再評価の発達軌跡を見出し,親・友人との感情の認知的制御についての話し合いと肯定的再評価との縦断的関連を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
児童期後期から青年期後期という幅広い年齢層を対象としたことにより,いわゆるブラックボックスとなっている青年期の感情とうつ症状の発達について貴重なデータが得られた。うつ症状や肯定的再評価の発達的軌跡を明らかにし,発達の流れの中における社会的環境の影響について明らかにすることは,臨床心理学的援助に対する直接的な示唆を与えるものであると考えられる。
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