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青少年を対象としたインターネット依存予防教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K03302
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関神戸医療未来大学

研究代表者

永浦 拡  神戸医療未来大学, 人間社会学部, 准教授 (10836224)

研究分担者 野田 哲朗  大阪人間科学大学, 心理学部, 教授 (00769979)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードゲーム障害 / 認知的要因 / ストレスマネジメント / 心理教育 / ゲーム依存 / 予防プログラム / 青少年 / インターネット依存 / ストレス / 認知 / COVID-19 / ストレス対処
研究開始時の研究の概要

インターネットの普及にともない,インターネット依存(Young, 1998)やGaming disorder
(WHO, 2018)といった心理的問題への対応の必要性が謳われている。これまで,インターネット依存に関連する要因として,インターネットの使用に関する非適応的な認知,ストレス対処スキル等に関する問題が挙げられている。そこで本研究では,青少年におけるインターネット依存に関する非適応的な認知,ストレス対処および情動調節スキルが依存傾向に及ぼす影響について検討し,得られた結果を基に,インターネット依存の予防を目的とした心理教育プログラムの開発を目的とする。

研究成果の概要

本研究の目的は、青少年を対象とした認知的要因(考え方のスタイル)に焦点を当てたインターネット依存予防プログラムの開発であった。まず、大学生約1,000名を対象とした調査より、昼夜逆転傾向とストレスはゲーム依存を促進することが示された。次に、小中学生約2,000名を対象とした調査により、全体の7.3%がゲーム依存度のCutoff値以上の割合を示していること、依存を促進する認知として、友人関係の不安やゲームのストレス低減に対する有効性認知などがあることが示唆された。これらを踏まえ、ゲーム内での友人関係、ストレス対処レパートリーの拡充を目的とした授業案を作成し、小・中学校2校での実践を試みた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、国際疾病分類第11回改訂版(ICD-11)に追加された「ゲーム障害」のリスク要因として、ストレス対処や生活習慣の問題がみられること、また、特に本邦の青少年の特徴として、ゲーム内における友人関係の不安の高さがゲームへの依存に影響を及ぼしていることが明らかとなった。また、ゲームのプレイ自体ではなく、ゲームの使用をセルフコントロールすることを主眼に置いた、心理教育プログラムの知見に基づいた予防プログラムの有効性が示唆された。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2022 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] A cross-sectional study of the psychological impact of the COVID-19 pandemic on undergraduate and graduate students in Japan2021

    • 著者名/発表者名
      Noda, T., Nagaura, H., Tsutsumi, T., Fujita, Y., Asao, Y., Matsuda, A., Satsuma, A., Nakanishi, M., Ohnishi, R., & Takemori, M.
    • 雑誌名

      Journal of Affective Disorders Reports

      巻: 6 ページ: 100282-100282

    • DOI

      10.1016/j.jadr.2021.100282

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] IGDS-Jを用いた小中学生のゲーム依存傾向の実態調査-校種による違いに着目して-2022

    • 著者名/発表者名
      永浦拡・藤田益伸・堤俊彦・野田哲朗
    • 学会等名
      2022年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] コロナ禍における大学生のゲーム依存傾向と関連要因-経時的変化に着目して2021

    • 著者名/発表者名
      永浦拡・藤田益伸・堤俊彦・野田哲朗・中西愛・冨美司
    • 学会等名
      2021年度 日本アルコール・アディクション医学会合同学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] インターネットゲーム障害スケール日本語版の因子構造―逃避型依存モデルに基づいた検討―2020

    • 著者名/発表者名
      永浦拡・藤田益伸・松田彩音・薩摩篤潤・浅尾祐亮・大西怜香・竹森未来・中西愛・堤俊彦・野田哲朗
    • 学会等名
      第55回日本アルコールアディクション医学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] COVID-19が学生のメンタルヘルス・嗜癖習慣に及ぼす影響2020

    • 著者名/発表者名
      野田哲朗・松田彩音・薩摩篤潤・浅尾祐亮・永浦拡・藤田益伸・大西怜香・中竹森未来・中西愛・堤俊彦
    • 学会等名
      第55回日本アルコールアディクション医学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] ゲーム依存未然防止のための児童生徒アンケート結果

    • URL

      https://www.city.nishiwaki.lg.jp/kakukanogoannai/kyouikuiinkai/kyoikusouzoubu/gakoukyouikuka/kyouikushisaku/25537.html

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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