研究課題
基盤研究(C)
本研究は、1修正感情体験をターゲットとしたケースフォーミュレーション法の開発、2修正感情体験を効果的に促進する介入法の同定、3その介入の臨床訓練の開発と効果の検討、という3つの柱からなる。1の修正感情体験をターゲットとしたケースフォーミュレーション法の開発は、文献研究および、心理療法プロセス研究に基づく。2の介入プロセスの検討では、課題分析を用いたプロセス研究と臨床家に対するインタビューをもとにした分析から、修正感情体験の介入原則および介入課題を明らかにする。3では、2で開発した介入モデルを、複数事例研究法を用いて検証する。
本研究では、修正感情体験を効果的に促進する介入法の同定、その介入の臨床訓練の開発と効果の検討、を行った。修正感情体験が効果的になると考えられる感情的傷つきに悩まされる成人29人に対して16回からなるエモーションフォーカストセラピーを実施した。加速化体験力動療法に関するデータも収集された。合計97人の成人クライエントからのデータが収集された。介入前後の比較においてCohen’s d > .80の効果量がほとんどのアウトカム尺度において得られた。
修正感情体験について実証的な視点から検討した。また、修正感情体験の促進を中心に据えた心理療法の効果を示すことが出来た。クライエントの主観的体験という視点から修正感情体験のプロセスについて理解した。
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