研究課題/領域番号 |
19K03331
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
木村 真人 大阪国際大学, その他部局等, 准教授 (60365004)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 学生相談 / 援助要請 / 大学生 / 学生相談機関の利用を勧める行動 / オンラインカウンセリング / COVID-19 / 大学教職員 / 専門的な心理的援助の利用を勧める行動 / 学生相談機関 / 学生相談機関の利用の勧め / オンラインカウンセリングの援助要請意図 / 専門的な心理的援助の利用を勧める意識 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,大学の学生相談における必要性の高い課題である「悩みを抱えていながら相談に来ない学生への対応」に取り組むために,大学教職員を対象とした学生相談機関の利用を勧める行動を促進する心理教育プログラムを開発することです。具体的には,大学の教職員を対象に、質問紙調査およびインタビュー調査を実施して、大学教職員が大学生に学生相談機関の利用を勧める行動のプロセスとその困難を明らかにします。その結果を踏まえ,大学生に学生相談機関の利用を勧める際の困難を考慮に入れた,大学教職員を対象にした心理教育プログラム「学生相談機関へのつなぎ方」を開発します。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、大学教職員を対象とした学生相談機関の利用を勧める行動を促進する心理教育プログラムの開発に必要となる基礎資料を得るため、コロナ禍における大学生の援助要請および大学教職員の学生相談機関の利用を勧める意識に関連する要因を明らかにすることであった。主な研究成果として、1)大学生の援助要請のタイプとして、身近な援助資源志向,専門的な援助資源志向、援助資源非志向,家族志向の4つを見出したこと、2)大学教職員の学生相談機関の利用を勧める意図を高めるうえで、学生相談機関の援助の有用性を高めることが有効であること、3)信頼性と妥当性を備えた大学生版援助要請意図尺度を開発したこと、があげられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、コロナ禍における大学生の対面およびオンラインカウンセリングの援助要請の特徴と大学教職員の学生相談機関の利用を勧める意図に関連する要因を明らかにしたこと、さらに、心理教育的プログラムの効果検証に必要となる指標として、大学生版の援助要請意図尺度を開発した点に学術的意義があると考えられる。本研究課題の成果をもとに、今後、利用を勧める行動を促す心理教育的プログラムをさらに改良することで、悩みを抱えていながら相談に来ない学生に、必要とする専門的な支援を届けることにつながり、そのことは、大学生のメンタルヘルスや学業的なパフォーマンスの向上といった点で社会的な意義があると考えられる。
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