研究課題/領域番号 |
19K03336
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
鈴木 朋子 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (60422581)
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研究分担者 |
田村 直良 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (20179906)
高砂 美樹 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (40261763)
名取 洋典 医療創生大学, 教養学部, 准教授 (80708991)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 心理学史 / 心理検査 / オーラルヒストリー / 開発者 / 検査開発者 / 歴史 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題は、心理検査開発者によるオーラルヒストリーから日本心理検査史を描くことを目的としている。知能(認知・発達)検査開発者のオーラルヒストリーを分析することにより、開発者の視点からみた知能・発達・認知機能検査の通史をまとめ、心理検査というツールを通した日本の臨床心理学の特徴を明らかにする。さらに、開発者オーラルヒストリーと歴史的な検査をデジタル化し保存することにより、基礎資料を後世に提供する。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、心理検査開発者のオーラルヒストリーを収集し、開発者の視点による日本の知能・発達・認知検査史をまとめることを目的とした。研究では、心理検査開発者5名からオーラルヒストリーを収集し、心理検査開発者の視点による日本の検査史を検討した。検査開発者のオーラルヒストリーから、検査開発者の開発への動機と開発者の組織は時代によって変化し、開発の主導者は検査によって異なることが論じられた。さらに、乳幼児健康診査と発達検査の関連を検討し、診療報酬における心理検査の変遷について調査を行った。心理検査は、社会制度の影響によって発展し、社会の変化を反映するものであると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、心理検査開発者によるオーラルヒストリーを収集し、公表を行なった。このことにより、多くの研究者にとって利用可能な貴重な資料を提供し、保存することが可能となった。 また、オーラルヒストリーを史料として用いて、検査開発者の視点から心理検査史を論じる論文を公表した。文献研究が中心的な手法であった心理学史の研究に、オーラルヒストリーという新しい研究手法を提案することができた。
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