研究課題/領域番号 |
19K03342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 広島国際大学 (2020-2023) 九州大学 (2019) |
研究代表者 |
佐竹 圭介 広島国際大学, 心理科学研究科, 講師 (20791429)
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研究分担者 |
下田 芳幸 佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (30510367)
金子 周平 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (10529431)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | パワーハラスメント / 職場いじめ / 生起要因 / 加害者の特性 / 因子分析 / 非階層クラスター分析 / 個人要因 / 環境要因 / 定義 / 質的研究 / 計量テキスト分析 / いじめ / 文献研究 / いじめ・嫌がらせ / インタビュー調査 / 研修プログラム / 大学 |
研究開始時の研究の概要 |
本邦におけるいじめ・嫌がらせの概念との比較において,パワーハラスメントの定義を再考し,その定義を基にしたパワーハラスメント生起要因尺度を作成する。さらに,尺度を用いた調査によって得られた結果を用いてパワーハラスメントに関する研修プログラムを構成し,その効果測定を実施することにより,パワーハラスメント防止に関する効果的な介入方法を開発する。
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研究成果の概要 |
本研究は,パワーハラスメントとはどのような性質のものであるかについて,心理学的に検討したものである。まず,現在の日本におけるパワーハラスメントの定義について,文献研究を行った。その定義に基づき,パワーハラスメントが生じる際にはどのような要因が影響しているのかについて調べるため,一般労働者を対象とした質問紙調査を実施し「パワーハラスメント生起要因尺度」を構成した。その結果,個人要因として6つの因子,環境要因として6つの因子が見出された。加えて,パワーハラスメントの加害者とされる者がどのような特性を有しているのかについて検討し,4つの類型があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パワーハラスメントは,海外ではBullying at Work(職場いじめ)として知られているが,今回の研究によってパワーハラスメントが職場いじめとどのような点で同じであり,どのような点で異なるかについて,検討するための端緒を開くことができた。また,多くが社会学的・法学的な視点から検討されてきたパワーハラスメントについて,心理学的な視点をベースに分析した点も特徴である。
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